総務文教常任委員会 委員長報告

 各常任委員会に分割付託された議案第44号「平成24年度太宰府市一般会計補正予算(第2号)について」の当委員会所管分について、その審査内容と結果を報告いたします。

 歳出の主なものとしましては、2款1項7目、普通財産管理関係費の15節:工事請負費395万円、及び17節:公有財産購入費1億6,670万4,000円の増額補正、これは、所有者から市へ売却申し出があったことにより、いきいき情報センター駐車場用地として隣接地3筆を取得購入する費用、及び舗装、車止めの設置など、駐車場として整備するための費用であります。売却地となる既存のアパートの入居者の対応、取り壊し等は所有者が行い、更地の状態で購入することになっていること、購入面積は1,667.04平方メートルで、新規駐車場台数は約62台となることなど説明を受けました。

 委員からは、新規駐車場は、いつごろから運用が可能なのか。ゲート等を設置する予定はあるのか。などについて質疑があり、執行部からは、運用は来年4月以降になる予定であり、いきいき情報センターや保健センターの諸事業開催の際の、臨時的な駐車場として当分の間は使用したいと考えている○施錠での対応とし、ゲートの新設等の計画は今のところないとの回答を受けました。

 次に、2款1項7目:普通財産管理関係費の、25節:積立金と、2款1項9目:基金積立金の、25節:積立金、 それぞれ1億5,000万円の増額補正、これは、平成23年度の実質収支約10億6,000万円の中から、公共施設整備基金積立金、財政調整資金積立金へ積み立てを行うものであります。

 次に9款1項5目、災害対策関係費 1,000万円の増額補正、これは県が地震に関する防災アセスメント調査報告書を平成24年3月に取りまとめたことや、福岡県地域防災計画が改定されることを機に、本市の地域防災計画の改定を行うための費用であります。

 本年は防災基礎アセスメント調査報告書作成や避難所に関する調査を実施し、来年度は地域防災計画本編の見直しをはじめ、避難所開設マニュアル、避難経路の見直し等が行われます。よって、この事業は2カ年で行う予定とされていることから、第3表:債務負担行為補正にも計上されております。委員からは、作成にあたり、自主防災組織を作っている自治会など、市民の意見等を聴取する機会はあるのか。などについて質疑があり、執行部からは、本編作成の際には、自治会や自主防災組織の意見等も取り入れていきたいと考えている。との回答を受けました。

 次に10款2項1目:施設整備関係費、3億9,703万4,000円の増額補正、これは、次年度予定していた小学校の校舎、施設 改修のための改造交付金の交付が今年度見込めることとなったため、市内4小学校の校舎等の改修を行うための工事設計監理等委託料及び工事費用を計上したものであります。

 また、その補正財源として、歳入に14款:小学校費補助金5,479万8,000円、及び21款:小学校債2億4,280万円が増額補正され、第2表:繰越明許費、第4表:地方債補正にも計上されております。

 歳入の主なものとしましては、19款1項1目の前年度繰越金8億4,654万7,000円の増額補正、これは、今回の9月補正財源に充当するものであります。

 審査は、款項目ごとに説明を求め、質疑を行い、補正計上の根拠等について確認を行いました
  本案について討論はなく、採決の結果、議案第44号の当委員会所管分については、委員全員一致で原案のとおり可決すべきものと決定しました。以上で報告を終わります。