総務文教常任委員会 委員長報告

 総務文教常任委員会に審査付託された議案第52号「太宰府市立北谷運動公園の指定管理者の指定について」から 議案第54号「太宰府市立学童保育所設置条例の一部を改正する条例について」までについて、その審査の内容と結果を一括して報告いたします。

 まず、議案第52号の太宰府市立北谷運動公園の指定管理者の指定につきましては、公募によらない指定管理者の候補者選定の規定に基づいて、「太宰府市体育協会」を指定管理者の候補者として指定するものであり、その指定期間については、平成25年4月1日から2年間とのことであります。

 委員からは、太宰府市体育協会の法人化に向けた動きなどについて質疑があり、執行部からは来年度にNPO法人化を目指して、登記や、会計処理関係の準備を現在進めている状況である。など、回答がありました。

  その他、関連する質疑を終え、討論はなく、採決の結果、 議案第52号は、委員全員一致で可決すべきものと決定しました。

 次に、議案第53号「証人等の実費弁償に関する条例の一部を改正する条例について」、 本案は今年9月に「地方自治法の一部を改正する法律」が公布施行されたことに伴い、根拠となる地方自治法の条項ずれ、及び本会議の公聴会参加者及び参考人が実費弁償の対象に加えられたことにより、条例の一部を改正するものとの説明を受けました。

 委員から質疑・討論はなく、採決の結果、議案第53号は 委員全員一致で原案のとおり可決すべきものと決定しました。

 次に、議案第54号「太宰府市立学童保育所設置条例の一部を改正する条例について」、 本案は、入所希望者の増加に対応するため、国の放課後児童クラブガイドラインに基づき、水城第二、太宰府、太宰府南、太宰府西第二、以上、4箇所の学童保育所の定員を増やし、合計45人増となる定員見直しを行うもの、及び、学童保育所の運営を指定管理者に行わせる場合に、指定管理者が行う業務内容や、保育料の取り扱いについてなど、条例上必要な事項を追加するものです。

 委員からは、保育料の滞納が続いた場合の退所判断については、すべて指定管理者が行うことになるのか。 などについて質疑があり、 執行部からは、極力納付をお願いし、退所にならないように努めており、今後もその判断は市が行っていく。 など、回答がありました。

 また、指定管理の更新時に別の業者へ切り替わるときには、前業者が保育料の滞納状況などの個人情報を処分したかどうかを、市がきちんと確認するよう、検討いただきたいとして、一件要望がなされました。 その他、関連質疑を終え、討論では、「定員増をされるという部分は評価するが、指定管理者制度の導入を前提とした内容の条例改正については、これまで当市の学童保育所が担ってきたものが後退する可能性が懸念される」として、反対討論が1件なされました。

 討論を終え、採決の結果、議案第54号は 委員多数の賛成で原案のとおり可決すべきものと決定しました。

以上で報告を終わります。