総務文教常任委員会 委員長報告

 各常任委員会に分割付託された議案第58号「平成24年度太宰府市一般会計補正予算(第3号)について」の 総務文教常任委員会所管分について、その審査内容と結果を報告いたします。

 当委員会所管分の主なものとしましては、19款1項1目、前年度繰越金 2,584万6,000円の増額補正、これは今回の 12月補正財源として充当するものです。

 次に、人件費に関する補正の当委員会所管分として、2款1項1目、2款3項1目、10款1項2目、10款4項1目、の職員給与費の補正が行われております。
  これは7月人事異動、死亡退職等による人員配置、及び衆議院議員選挙事務に伴う時間外勤務の増などを調整したものであるとの説明を受けました。

 次に、2款1項1目、防犯対策関係費、防犯カメラ設置工事248万8,000円及び電気料金5,000円の増額補正、 これは、大学における不審者情報をもとに、西鉄太宰府駅、西鉄五条駅、大学を結ぶエリアを中心に、防犯カメラを3カ所6機、設置するための費用、及びその設置に伴う電気料金です。 委員からは実際の痴漢行為の被害件数や 大学周辺ばかりが痴漢行為や犯罪行為があるわけではなく、中学生等も被害にあっているケースを多く聞くが、そういうところにも今後防犯カメラの設置を強く要望したいが、どうか。 などについて質疑があり、執行部からは警察に被害報告として挙がったのは今年度7件であるが、筑紫女学園大学、福岡女子短期大学等にアンケートを行った結果、全775件中、不審な人を見かけた等の件数は160件となっている。
  今回の補正、及び新年度の予算でも同様の数の設置を計画しているが、設置個所等については筑紫野警察署と協議していきたいと考えている。など、回答を受けました。

 次に、12款1項1目、公債償還元金、8,233万円の増額補正、これは12月4日の本会儀2日目で可決した議案第49号から第51号に関連する補正で これは、福岡県市町村災害共済基金組合の解散に伴い、平成24年度末の起債残高8,233万円を繰上償還するものであるとの説明を受けました。 また、同組合の解散に伴い市町村に帰属させる財産の当市分としまして、1億1,197万3,203円が返還されるため、歳入の20款:総務費雑入に計上されております。

 第2表:繰越明許費補正には、 いきいき情報センター駐車場整備事業1億4,343万円、第3表:債務負担行為補正には、国分小学校仮設校舎賃借料5,400万円、学童保育所の指定管理料1億7,887万6,000円、給食調理業務委託料1億9,314万3,000円などが、計上されております。

 その他審査では、款項目ごとに執行部に対して説明を求め、計上の根拠等について質疑・確認を行いました。

 質疑を終え、討論では、「さきに反対した学童保育所の指定管理料に関する債務負担行為補正も計上されているが、全体の予算の構成を考え、この補正予算案については賛成する」との 賛成討論が、1件行われました。

 討論を終え、採決の結果、議案第58号の当委員会所管分については、委員全員一致で原案のとおり可決すべきものと決定しました。

以上で報告を終わります。