平成25年 第2回(6月)定例会
総務文教常任委員会 委員長報告 門田直樹
総務文教常任委員会に審査付託された議案第51号「太宰府市税条例等の一部を改正する条例について」から、議案第59号「太宰府市附属機設置に関する条例の一部を改正する条例について」まで、その審査内容と結果を報告いたします。
まず、議案第51号「太宰府市税条例等の一部を改正する条例について」、本案は地方税法の一部改正によるものであります。
改正の主な内容は、現在の低金利の状況を踏まえ、国税にかかる延滞金等の利率が引き下げられることに併せて、地方税にかかる延滞金等の利率の引き下げを行う特別措置に関するもの、住宅ローン控除について適用期間を延長し、所得税から控除しきれなかった額を個人住民税から控除する限度額を拡大する特例的な措置に関するもの、東日本大震災により居住用家屋が滅失等して、居住の用に供することができなくなったもの、及びその相続人が当該家屋の教地の用に供されていた土地等を譲渡した場合の長期譲渡所得等の課税の特例に関するもの、併せて関係条文の整理を行うものなどであるとの説明を受けました。
委員からは、この条例改正による税収への影響、及び東日本大震災に伴う特例の本市該当者の有無など質疑があり、執行部からは、還付加算金及びそのほかの税収についても、大きな影響は受けないと考える。東日本大震災に伴う特例の市内対象者については、現時点では把握していない。との回答を受けました。
質疑を終え、討論はなく、採決の結果、議案第51号は委員全員一致で原案のとおり可決すべきものと決定しました。
次に、議案第52号「太宰府市いきいき情報センター条例の一部を改正する条例について」から、議案第58号「太宰府市中央公民館使用料条例の一部を改正する条例について」まで、その審査内容と結果を一括して報告いたします。
議案第52号から議案第58号までについては、関連があるため一括議題とし、審議を行いました。これら改正案は、施設予約システムの新構築・更新に伴い、各公共施設の使用料に係る表示を、消費税額を含めた総額表示に改め、同時に別表の表記や関連条文の用語の整理等を行うものであります。
委員からは今後、消費税が仮に上がった場合は、新システムでその分まで対応できるのか、など質疑があり、執行部からは新システムでの対応は可能であるとの回答がありました。その他、各施設の利用料、予約方法、利用方法に対する不明な点等について執行部の説明を求め、確認を行いました。
関連質疑を終え、討論はなく、採決の結果、議案第52号から議第58号まで、いずれも委員全員一致で原のとおり可決すべきものと決定しました。
次に、議案第59号「太宰府市附属機関設置に関する条例の一部を改正する条例について」、本案は、附属機関の新設1件、及び廃止1件に伴うものであります。
「太宰府市芸術作品顕彰委員会」は、平成26年度から市内の優れた芸術等を顕彰し、美術展を開催するための準備機関として新設するもの、また、「宝満山総合報告策定審議会」については、平成25年3月に宝満山総合報告書の策定、文化庁への提出が完了したため 廃止するものとの説明がありました。
委員からは、新設する附属機関について、具体的事業内容、美術展を開催する場所等の構想はあるのか、委員会の構成などについて、質疑があり、執行部からはこの事業は、芸術関係のすそ野をさらに広げ、本市の文化芸術の振興、生きがいづくり、健康づくりを目的としたもので、福岡市、北九州市、大野城市でも実施されており、市内におられる芸術等に長けた方の作品を応募し、その中から優れた作品を表彰して、期間を定めてその作品を展示するというイメージで考えている。
中央公民館を芸術文化の発信拠点と位置付けていこうとしているので、基本的にはそこを展示の拠点にしていきたいと考えている。
委員構成は未定であるが、10名程度で考えている。など、回答がありました。
質疑を終え、討論はなく、採決の結果、議第59号は委員全員一致で、原案のとおり可決すべきものと決定しました。
以上で、議案第51号から議案第59号までについての、報告を終わります。