平成25年 第2回(6月)定例会
総務文教常任委員会 委員長報告 門田直樹
各常任委員会に分割付託された議第64号「平成25度太宰府市一般会計補正予算(第2号)について」の総務文教常任委員会所管分について、その審査内容と結果を報告いたします。
歳入の主なものとしましては、18款1項1目、財政調整資金繰入金1億3444万1000円の増額補正、これは今回の6月補正財源調整として、財政調整資金を充てるものです。
平成24年度末の財政調整資金残高としては、21億8,175万6,547円となる予定であるとの説明を受けました。
つぎに、歳出の主なものとしましては、まず、2款1項7目:松川公共施設(庁舎分)整備事業費、13節:耐震診断委託料230万円の増額補正、これは、今年4月に取得した松川公共施設、国士舘大学太宰府キャンパス跡地の管理棟について、耐震診断を行うための経費であり、管理棟は昭和54年に建築されており、この建物の活用に向けて耐震診断が必要になったとの説明を受けました。
委員からは、国士舘側で耐震診断はされていなかったのか。耐震診断後の工事、及び入居スケジュールについてなど質疑があり、執行部からは国士舘との契約において、土地代として購入しており、書類等で確認するも耐震診断はされていない状況であったこと、管理棟の入居スケジュールについては、平成25年4月を目指して進めており、庁舎としての施設利用と並行しながら必要に応じて耐震改修を行っていく、との説明を受けました。
次に、10款5項1目、保健体育総務費、松川公共施設(社会体育施設分)整備事費、8115万円の増額補正、これは、前述の国士舘大学太宰府キャンパス跡地のグラウンド及び体育館を、平成25年10月から開放するための整備事業費であります。
その内容は、既存体育館の耐震診断を行うために13節:委託料に160万円、駐車場の整備や、グラウンドにおける防球ネット、バックネット、水洗トイレ等の整備、また、すぐに使用したいという声に応えるため、体育館の安全対策を講じるための整備費用として、15節:工事請負費に7535万円、その改修工事を行うための設計監理等委託料として13節に420万円を、それぞれ補正計上しているとの説明を受けました。
委員からは、トイレの設置数、駐車場の整備台数、グラウンドをどのように使用するかといった、具体的なことはいつ決まるのか。早期開放を望む声があるということだが、どういうところからのものか。などについて質疑があり、 執行部からは設計をしないと詳細な場所や設置数等はからないが、トイレについては、現在仮設トイレを設置している近辺に1ヵ所、駐車場については、体育館利用に約50台、 グラウンド利用に約100台で考えている。また、グラウンドの活用については、子どものソフトボールなら4面、大人のソフトボールであれば3面はとれるであろうと、想定している。早期開放を望む声については、グラウンドは以前から利用している団体、特にソフトボールの団体から、また、体育館については、今4月13日に体育協会の加盟団体が現地を見学された際に使いたいという意見をいただいている。など、回答を受けました。
その他関連する質疑に対し、執行部から補足説明、回答を受けました。
その他の審査では、款項目ごとに執行部に対して説明を求め、計上の根拠等について質疑・確認を行いました。
補正予算全般の質疑及び意見交換を終え、討論では、他の常任委会に分割付託されている兼ね合いがあるため、補正予算そのものには賛成するが、松川公共施設については、補正予算に計上されている金額の大きさの割には我々に示されている情報が少ないと感じている。今年10月からという開放の時期を考えると、もう少し議会への情報提供を要望する、とする賛成討論と、松川公共施設のトイレや駐車場等の配置図を後日議会にも示し、可能ならば現地視察等も希望する、とする賛成討論の、 以上、2件の賛成討論がありました。
討論を終え、採決の結果、議第64号の当委員会所管分については、委員全員一致で、原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
以上で、報告を終わります。