平成25年 第3回(9月)定例会

総務文教常任委員会 委員長報告 門田直樹

 総務文教常任委員会に審査付託された意見書第5号 「TPP交渉からの即時脱却と情報公開を求める意見書」 について、その審査内容と結果を報告いたします。

 意見書の賛成者である委員からは、「TPP参加について国民的議論は行われていないが、実際交渉に入ってしまった。一番大きな問題はその交渉過程が全く情報公開されないことで、その中で関税撤廃が決められていくことは国民生活にとって非常に大きな影響を与える。この意見書は、国に再考をお願いするものである。」との、補足説明を受けました。

 委員からの質疑、意見はなく、討論では、「意見書中の規制緩和21分野の中には、公共調達、いわゆる公共事業の部分も含まれている。TPP加盟後には、規定された基準額以上の公共調達についてTPP加盟国へ市場が開放され、入札にあたっての文書等はすべて英語を基準とするということが仮に本当に行われることになると、地域経済へもたらす影響、自治体がこれまで築き上げてきたもの等が根本から崩れ去るという懸念があり、認めることはできない。」とする、賛成討論が1件なされました。

 討論を終え、採決の結果、意見書第5号は 委員多数の賛成をもって原案のとおり可決すべきものと決定しました。

以上で、報告を終わります。