議案第48号 提案理由の説明(全文)
本日提案をさせていただきますのは体育複合施設建設にかかる平成26年度補正予算についてでございます。
この体育複合施設の建設につきましてはこれまでも議員の皆様方のご理解とご協力のおかげをもちまして本年8月に入札を行ったところでございますけれども、先日ご説明を申し上げましたように、全ての業者の入札額が予定価格を上回り入札中止となったところでございます。
しかしながらこの体育複合施設の建設につきましてはこれまでの様々な過程の中で建設に向けて努力をしてまいりました経緯がございます。
また中規模程度の大会等を開催する際には市内の高校や大学等の学校関係者にもご協力をいただきながら体育館等の施設を利用させていただくことも多く、その際には日程調整などの面におきまして多大なるご迷惑をおかけしている実情がありますことや、あるいは市内のいろんな大会を見ましても選手をはじめ応援者や関係者の控える場所がなく、外にブルーシートを敷いて対応している状況もあることなどから、いろんな大会行事に支障をきたしていると感じているところでございます。
さらに2020年には東京オリンピックの開催も決定しその機運が高まる中次世代を担う若者たちにあるいはスポーツを愛する人たちに夢と希望そして目標を与える競技スポーツの場としてはもちろんのことこれからの少子高齢社会に向け子供たちから中高年あるいは高齢者に至るまでの多くの市民の皆様方が気楽に健康づくりやスポーツに親しめる場としてまた安心して暮らせるまちづくりにおきましては災害時の避難所としての機能も併せ持つ施設といたしまして、その建設に向けた手続きを進めてきたところでございます。
このようにこの体育施設は将来の太宰府市のまちづくりの中で大きな機能、役割を担う重要な施設であるとともに多くの市民の長年にわたる念願の施設でもあります。
このため入札中止後も建設に向けて事業費等の分析を行いまして単価の見直しや一部設計変更も含めた設計額の見直しを行い、今回の補正予算の提案に至ったところでございます。
議員の皆様方におかれましてはこれらの事情をご拝察の上今後とも体育複合施設の建設につきましてご理解とご協力を賜りますようにお願いを申し上げます。
それではさっそく提案理由の説明を申し上げます。
議案第48号平成26年度太宰府市一般会計補正予算第5号についてご説明を申し上げます。
今回の補正予算は債務負担行為の補正でございまして平成26年度から平成27年度にかけましての体育複合施設整備関係費の限度額14億8100万円に5億2500万円を追加をし限度額20億600万とさせていただくものであります。
今回の補正によりまして体育複合施設整備事業の総額は資料1に示しておりますとおり、平成25年度からの総事業費32億3473万4千円となり、その中の本体工事および外構工事など建設にかかる工事請負費の予算額は29億8800万円になる予定でございます。
財源といたしましては歳出の欄の中段工事請負費の財源内訳の中の基金繰入に示しておりますとおり今回の債務負担行為追加の5億2500万円全額を平成8年に総合運動公園整備の事業資金に充てるために創設をし、この間体育複合施設建設等に向けて積み立てを続けてまいりました、総合運動公園整備事業基金から繰り入れを行う予定といたしておりまして、平成27年度の当初予算に計上することと考えております。
総事業費につきましては平成25年度の決算が確定いたしましたので平成25年度分は決算額、平成26年、27年分につきましては予算額を使用しております。
以上のような状況でございますので本補正予算につきましてよろしくご審議賜りますようにお願いを申し上げます。