平成26年第4回(12月)定例会
総務文教常任委員会委員長報告 門田直樹
総務文教常任委員会に審査付託された議案第54号から議案第58号までについて、その主な審査内容と結果を一括して報告いたします。
まず、議案第54号「太宰府市一般職の任期付職員の採用等に関する条例の一部を改正する条例について」から、議案第58号「太宰府市職員の給与に関する条例の一部を改正する条例について」までを一括して報告いたします。
本年8月7日の人事院の給与勧告に伴い、公務と民間の給与比較において月例給、特別給のいずれも民間が公務を上回っていることが明らかになり、月例給、特別給ともに引き上げる内容の勧告がなされ、太宰府市においても国家公務員の例に準じた内容で改正を行ってきたことから今回も勧告に準じて条例を改正するものとの説明を受けました。
委員からは、任期付き職員の現在の人数等の質疑があり、執行部からは、任期付き職員の現在の人数は3人との回答を受けました。
関連質疑を終え、討論はなく、採決の結果、議案第54号は、委員全員一致で原案のとおり可決すべきものと決定しました。
次に、議案第59号「太宰府市歴史と文化の環境税条例の一部を改正する条例について」、本議案は、10月31日付で税制審議会から適用期間を3年延長する答申を受け、条例の延長期間を3年後の平成30年5月22日に改正する条例の一部改正を行うものとの説明を受けました。
委員からは、コインパーキングも歴史と文化の環境税の対象になるのか、駅前等の有料駐輪場から徴収した歴史と文化の環境税については、希望等があれば別の使い道を考える方法はあるのか等の質疑があり、執行部からは、税条例上非課税の取り扱い以外は、市内全域すべての有料駐車場等が対象になる、駅前等の有料駐輪場等については、別の使い方も配慮することも考えたいとの回答を受けました。
討論はなく、採決の結果、議案第54号は、委員全員一致で原案のとおり可決すべきものと決定しました。
次に、議案第60号「太宰府市手数料条例の一部を改正する条例について」、本案は個人情報の保護及び課税情報の適正利用の観点から土地及び家屋台帳の閲覧を廃止し、所有者等に電算管理の課税台帳により情報提供することとしたため、閲覧手数料の項目を削除する条例の一部を改正するものとの説明を受けました。討論はなく、採決の結果、議案第60号は、委員全員一致で原案のとおり可決すべきものと決定しました。
次に、議案第61号「太宰府市立学童保育所設置条例の一部を改正する条例について」、本案は、児童福祉法の改正に伴い、学童保育所に入所することができる対象が、今までの1年生から3年生までの保育意にかける児童から、小学校に在籍し、保護者が労働等により昼間家庭にいない児童に変わったため、条例の一部を改正するものとの説明を受けました。委員からは、今までの条例よりも、門戸が広がったと解釈してよいか、条例施行後は学童保育所の設備、指導員の人数等の対応はどのように考えているか等の質疑があり、執行部からは、条例により門戸が広がった形になっている、学童保育所への入所人員は増える見込みで考えており、施設の改修、増設、指導員は対応できる人数に増やす方向で考えているとの回答を受けました。
討論はなく、採決の結果、議案第61号は、委員全員一致で原案のとおり可決すべきものと決定しました。
次に、議案第62号「太宰府市放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定める条例の制定について」、本案は、児童福祉法の規定に基づき、市が実施する放課後児童健全育成事業について、設備及び運営に関する基準を定める条例を制定するものとの説明を受けました。
委員からは、省令の一部について経過措置として適用しないとあるが、一人あたりの面積1.65u以上や40人以下というのが対応できないということか、省令の放課後児童支援員の資格について基準を満たしているのか等の質疑があり、執行部からは、現在は、一人あたりの面積、人数について対応できていないが、5年を目途に計画的に改善していきたい、放課後児童支援員の資格について現在のところ基準を満たしているとの回答を受けました。
討論はなく、採決の結果、議案第62号は、委員全員一致で原案のとおり可決すべきものと決定しました。
以上で報告を終わります。