平成27年第3回(9月)定例会

総務文教常任委員会 委員長報告 門田直樹

 各常任委員会に分割付託された議案第57号「平成27年度太宰府市一般会計補正予算(第3号)について」の当委員会所管分について、その審査内容と結果を報告いたします。

 歳出の主なものとしましては、2款2項1目、ICT推進費、1,172万8千円の増額補正、これは、番号法の施行に対応するための環境整備に関するものであります。内訳としては、中間サーバ接続端末導入、タッチパネル導入、サンドボックス導入、ふくおか電子自治体共同運営協議会委託料になっています。
 次に3款2項4目、学童保育所費、13節:委託料520万円1千円の増額補正、これは4月の学童保育所入所児童が予想を上回り1つの学童保育所を増設し、そのための指定管理料が不足したため、増額補正を行うものであります。その補正財源として、歳入に、15款放課後児童対策事業費補助金346万6,000円が増額補正されております。
 次に10款1項2目:学校教育運営費、32万円の増額補正、これは、中学校給食の実現に向けて専門の知識を有する者、栄養士、教員、保護者で構成する「学校給食改善研究委員会」を開催し給食の実施方法等について論議するための費用と、小学生と中学生の太宰府の歴史と文化を学ぶ副読本の追録分印刷費であります。
 次に10款3項1目:中学校施設整備費、4,545万5千円の増額補正、これは、移動が困難な児童、生徒にとって快適な教育環境を確保するためにエレベータを整備する費用であります。その補正財源として、歳入に、21款中学校施設整備事業債、3,400万円が増額補正されております。併せて、第4表、地方債補正、中学校施設整備事業債に、限度額を1億3,290万円に引き上げる補正が計上されております。

 続いて、歳入の主なものとしましては、10款1項1目、地方交付税、普通交付税の1億2,512万円の増額補正、これは本年度の普通交付税の交付額が32億4,012万円と決定したため、当初予算計上との差額分を増額するものであります。
 次に、21款1項6目、臨時財政対策債4,199万6千円の増額補正、これは本年度の臨時財政対策債発行可能額が10億4,199万円6千円と決定され、当初予算計上との差額分を増額するものです。
 併せて、第3表、地方債補正、臨時財政対策債に、限度額を10億4,199万6千円に引き上げる補正が計上されております。
 続いて、第3表債務負担行為補正としましては、学童保育所指定管理料、一部事務組合筑紫野太宰府消防組合消防施設整備事業債4件などが計上されております。

 その他審査では、款項目ごとに執行部に対して説明を求め、計上の根拠等について質疑・確認を行いました。

 質疑を終え、討論はなく、採決の結果、議案第57号の総務文教常任委員会所管分については、委員全員一致で原案のとおり可決すべきものと決定しました。

以上で報告を終わります。