平成28年 第1回(3月)定例会 委員長報告

総合計画特別委員会 委員長 門田 直樹

 総合計画特別委員会に審査付託された議案第21号「第五次太宰府市総合計画後期基本計画について」の審査結果について、報告いたします。

 総合計画特別委員会は平成27年12月17日に設置され、平成28年1月から3月にかけて、計6回委員会を開催し、関係部長、担当課長出席のもと、調査研究及び審査を行いました。同委員会では、審査に先立ちましてまず、資料として配布された「第五次太宰府市総合計画後期基本計画(案)」に基づき、執行部から概要の説明を受け、施策番号ごとに質疑応答をしながら、調査研究を行い、慎重に進めてまいりました。
 次に、議案審査では、1月〜2月にかけて行われたパブリックコメント及び総合計画委員会で出された意見等を反映させた「第五次太宰府市総合計画後期基本計画(パブリック・コメント実施以降の変更履歴)」を基に執行部の説明、質疑応答を行いながら慎重に審査を行いました。

 まず「第五次太宰府市総合計画後期基本計画」について報告いたします。
 現在の「第五次総合計画」は基本構想、基本計画、実施計画で構成されており、「基本構想」は、市の将来像と十年後の目指すまちの姿を定めるとともに、必要な目標とする7つの柱を示し、目標年次を平成32年度とした10年間の構想として平成22年12月議会において議決されたものです。
  「基本計画」は基本構想を達成するために各施策の現状と課題や基本方針、成果指標、施策実現に向けた取り組みなどを示したものです。
  「実施計画」は基本計画をどのように実施するのかを明らかにするために主な事業を実施するための具体的なスケジュールを定めるものです。
 今回は、「基本計画」の中の平成28年度から平成32年度までの後期5か年の基本計画を策定するものです。  策定過程につきましては、太宰府市総合計画策定委員会設置規程に基づき、策定委員会が設置され、「太宰府市まちづくり市民意識調査」、「平成26年度実施の市長への手紙」、「校区自治協議会」、「各施策に関連する市民からの聞き取り調査」等の多数の意見を参考に後期基本計画(案)が策定されています。
 その後太宰府市総合計画審議会に諮問され、審議会答申を受け、併せて本年1月5日から2月4日までのパブリックコメントにおいて提出された16人80件の意見を踏まえ、市内部で再度検討、確認、修正の後、「第五次総合計画後期基本計画」として、今議会に上程されたものであります。

 当委員会では、案の段階で、4回開催し、執行部からの説明を受け、調査研究を行いました。 さらに「第五次総合計画後期基本計画」が議会に上程後、委員会を2回開催し、執行部から主に修正点の説明を受け、項目ごとに質疑を行いました。質疑の詳細な内容につきましては、全議員構成の特別委員会での審査であったことと、後日総合計画特別委員会会議録が調製されることから、ここで逐一報告することを省略させていただきます。

 執行部におかれましては、委員会の内容、審査の中で出されました問題点、指摘事項、意見及び要望については十分に整理、検討され、計画の遂行や、今後策定されます実施計画などに反映されることを強く求めるものであります。
 説明、質疑のあと、原案に対する討論では、賛成の立場で1名の委員が発言されました。 討論を終わり、採決の結果、議案第21号は委員全員一致で、原案のとおり可決すべきものと決定しました。

以上で報告を終わります。