平成28年 第1回(3月)定例会 委員長報告

予算特別委員会 委員長 門田 直樹

 3月定例会におきまして予算特別委員会に審査付託されました議案第49号平成28年度太宰府市一般会計予算についてから、議案第56号 平成28年度太宰府市下水道事業会計予算についてまでは、2月25日、第1日目の予算特別委員会において各予算の所管部長及び課長から概要説明を受け、3月14日、15日の2日間にわたり、市長ほか副市長、教育長及び各部課長出席のもとに審査を行いましたので、その結果について報告いたします。

 まず、市長の提案理由説明の中で、当初予算の概要及び編成方針について、我が国の景気の状況は、内閣府の月例経済報告によると「一部に弱さも見られるが、緩やかな回復基調が続いている」とされているなか、「日本銀行が景気の刺激策としてマイナス金利政策の導入を決定するなど、今後の動向に留意する必要がある」としています。

 また、政府は、平成28年度の地方財政対策において、地方が地方創生等に取り組みつつ、安定的に財政運営を行うことができるよう、地方交付税等の一般財源総額について、平成27年度を上回る額を確保したとしています。

 このことを踏まえ、太宰府市の平成28年度の予算編成においては、地方財政対策の内容も踏まえながら、市税、地方交付税、臨時財政対策債などの一般財源収入を見込むとともに、国・県等のあらゆる補助メニューの活用について再検証し、最大限確保するよう努めたとのこと。
  また、第五次総合計画に掲げる「歴史とみどり豊かな文化のまち」の実現に向け、これまで以上に効果的・効率的に事業を推進し、より質の高い行政サービスを提供できるようにすることを前提に、経費全般について節減合理化を図りつつ、限られた財源の有効配分に努めたとの説明がありました。

 委員会審査におきましては、平成28年度各会計予算書に計上された内容について、予算説明資料を参考にしながら、総務部長ほか各所管部長又は課長に全般的な概要説明を求め、さらに各委員からの質疑に対しましては、所管の部課長より詳細な説明を受け審査いたしました。審査資料の請求に当たりましては、委員各位のご協力、また提出していただきました執行部の皆様方に、ここで改めてお礼申しあげます。

 執行部におかれましては、予算審査の中で委員から出されました指摘、意見、要望などにつきまして、十分検討をいただき、適切な処理をなされますようお願いいたします。
 なお、審査内容の詳細につきましては、議員全員で構成された委員会であることから、その内容について、ここで逐一報告することは省略させていただきます。後日配付されます会議録でご確認をいただきたいと思います。

 初めに、議案第49号平成28年度太宰府市一般会計予算について報告いたします。平成28年度の一般会計予算総額は、231億626万円で、平成27年度の実質的な当初予算であります平成27年6月補正後の予算と比較しますと、17億7,467万円の減、約7.1%の減となっています。歳入歳出予算の審査後、債務負担行為、地方債、給与費明細書、諸調書についても、詳細に審査を行いました。

 一般会計予算案について、質疑、討論を終わり、委員会採決の結果、議案第49号は、賛成多数をもって原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。

 次に、議案第50号 平成28年度太宰府市国民健康保険事業特別会計予算について、議案第51号平成28年度太宰府市後期高齢者医療特別会計予算について、議案第52号平成28年度太宰府市介護保険事業特別会計予算について、議案第53号平成28年度太宰府市住宅新築資金等貸付事業特別会計予算について、議案第54号平成28年度筑紫地区介護認定審査会事業特別会計予算について、の各特別会計予算について、一括してご報告申しあげます。各特別会計の予算審査の詳細については、一般会計と同様に、予算審査の会議録をご参照いただきたいと思います。

 各特別会計予算について、審査を終わり、委員会採決の結果、議案第50号は、賛成多数をもって、原案のとおり可決すべきものと決定し、議案第51号、議案第52号、議案第53号及び議案第54号の各特別会計予算については、委員全員一致で、原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。

 次に、議案第55号平成28年度太宰府市水道事業会計予算について、及び議案第56号平成28年度太宰府市下水道事業会計予算について、の各企業会計予算について、一括して報告いたします。なお、審査の詳細については、同様に予算審査の会議録をご参照いただきたいと思います。

 審査を終わり、委員会採決の結果、議案第55号及び議案第56号の各企業会計予算については、委員全員一致で、原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。

以上をもちまして、報告を終わります。