平成28年第3回(9月)定例会 委員長報告
総務文教常任委員会 委員長 門田直樹
各常任委員会に分割付託された議案第78号「平成28年度太宰府市一般会計補正予算(第2号)について」の総務文教常任委員会所管分について、その審査内容と結果を報告いたします。
補正予算の審査に当たりましては、歳出より審査を行い、歳出の中で関連する歳入等の項目については、併せて説明を受け審査を行いました。
歳出の主なものとしましては2款2項1目ふるさと納税関連業務委託料760万円の増額補正、これはふるさと納税制度を活用した寄附金を少しでも増やすため返礼品制度を設けるためのもので、委託の内容としてはホームページサイトを活用した寄附金の受付から返礼品の配送まで代行するものです。関連としまして、この制度を設けることにより寄附金の目標額として1,000万円を「ふるさと太宰府応援寄附」として歳入に計上しているとの説明を受けました。
委員から「集まった寄附をどう使うか決めているのか」、「実際に新しくシステムで開始するのは来年4月からの予定なのか」などの質疑がなされ、執行部より「細かい区分については決めていないが、どういったものに使ってほしいというのを申し込みの時に選んでいただくような形にしたいと考えている。できるだけ早急にやりたいと考えている。年末の駆け込み寄附が多いようなので、そこに間に合うような形で何とか立ち上げたい。」との回答がありました。
次に、10款2項1目小学校施設整備費、1,844万9千円の増額補正。対象校は水城西小学校で、平成29年度には教室不足が生じる可能性があり、その後も児童数の増加が見込まれることから、当面の教室不足の解消を図るために仮設教室6クラス分を建築する。また上下階の移動が困難である肢体不自由の児童・生徒にとって、快適な教育の環境を確保するためエレベーターの整備を行うものとの説明を受けました。また、関連のある項目として、債務負担行為補正についても併せて説明を受けました。
委員から「仮設教室を建てる場所、また教室のクーラー等について」などの質疑がなされ、執行部より「正門を入って昇降口の奥のスペースに学校のほうとも相談をして建築する予定で、エアコン等も完備する予定。」との回答がありました。
次に、歳入の主なものとしましては、14款2項1目地方創生加速化交付金1,580万7千円。交付申請をしていた、空き家等調査委託料、観光客滞留型時間等調査業務委託料の2つの事業について交付金が採択されたことに伴い、財源の組み替えを行うものとの説明を受けました。
次に、第3表債務負担行為補正については14件が計上されており、計上の根拠について説明を受けました。
その他審査につきましても、款項目ごとに執行部に対して説明を求め、計上の根拠等について質疑を行いました。
質疑を終え、討論はなく、採決の結果、議案第78号の当委員会所管分については、委員全員一致で、原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
以上で報告を終わります。