平成29年 第2回(6月)定例会 委員長報告

総務文教常任委員会 委員長 門田 直樹

 総務文教常任委員会に審査付託された意見書第2号、「組織的な犯罪の処罰及び犯罪収益の規制等に関する法律等の一部を改正する法律案に反対する意見書」について、その審査内容と結果を報告いたします。

 委員からは、「今、現在世界各国でいろいろなテロ行為が行われているが、この法案が通らなかった場合、どのような形でのテロ防止等の対策を考えられているのか。」、「こういった、国政に対しての国の議論に対して、地方議会が意見書を出すことに、少し疑問があるが、そのあたりの見解について」などの質疑があり、提出議員より、「ここでは、テロ防止について言及しておらず、テロ防止はもちろん国の目的として大事なことなのでやるべきだけれども、こういう捜査手法でやるということが一番気になっている。」、「日常生活、市民生活にかかわる問題ではないかと思うので、地方議会でも出していいのではないかとの判断。」との回答がありました。

 質疑を終え、意見はなく、討論については、「国での議論で、私たちの手の届かないところというふうに考えるところもあるが、太宰府市民にかかってくる法律になってくるので、提出は必要だと思うし、意見書に盛り込まれている内容に賛同する。」、「テロに対しての対策は非常に大切だと思うが、疑いがあるだけで逮捕されるというのは、非常に危険性の高いことだと思うので、意見書に賛成する。」とする2件の賛成討論があり、「テロというのは、いつどこで発生するかわからない。人がたくさん集まるところで行われている事例が多いと思うので、本市には年間900万人というたくさんの観光客がくるので、こういった意味でも大切ではないかと思うので反対する。」とする反対討論が1件ありました。

 採決の結果、意見書第2号は委員賛成多数で原案のとおり可決すべきものと決定しました。

以上で報告を終わります。