平成30年 第1回(3月)定例会 委員長報告

予算特別委員会 委員長 門田 直樹

 3月定例会におきまして予算特別委員会に審査付託されました議案第23号平成30年度太宰府市一般会計予算についてから、議案第29号平成30年度太宰府市下水道事業会計予算についてまでは、2月22日、第1日目の予算特別委員会において各予算の所管部長から概要説明を受け、3月14日、15日の2日間にわたり、市長、教育長職務代理者及び各部課長出席のもとに審査を行いましたので、その結果について報告いたします。

 まず、市長の提案理由説明の中で、当初予算の概要及び編成方針について、我が国の景気の状況は、内閣府の月例経済報告によると「緩やかな回復が続くことが期待されている」とされているなか、海外では中国経済の伸びが鈍化の傾向にあり、経済の先行きが不確実なことや、アメリカではトランプ政権が11月の中間選挙を控え、今後の金融資本市場の変動に留意する必要がある」 としています。また、総務省発表の平成30年度地方財政対策において、子ども子育て支援や地方創生等の重要課題に取り組みつつ、安定的に財政運営ができるよう、地方交付税等の一般財源総額について、平成29年度を上回る額を確保したとしています。

 このことを踏まえ、太宰府市の平成30年度の予算編成においては、ふるさと納税関連事業のより一層の充実を図るなど自主財源の確保や、将来の財源確保に向けた事業の調査・検討などに努めたとのこと。また第五次総合計画における行政目標の早期実現を最優先課題とし国の重要課題でもある子ども子育て支援の充実を図るため、教育・保育施設関連事業に重点を置き、全事業の経費全般について徹底した節減合理化に努めたとの説明がありました。

 委員会審査におきましては、平成30年度各会計予算書に計上された内容について、予算説明資料を参考にしながら、総務部長ほか各所管部長に全般的な概要説明を求め、さらに各委員からの質疑に対しましては、所管の部課長より詳細な説明を受け審査いたしました。審査資料の請求に当たりましては、委員各位のご協力、また提出していただきました執行部の皆様方に、ここで改めてお礼申しあげます。執行部におかれましては、予算審査の中で委員から出されました指摘、意見、要望などにつきまして、十分検討をいただき、適切な処理をなされますようお願いいたします。なお、審査内容の詳細につきましては、議員全員で構成された委員会であることから、その内容について、ここで逐一報告することは省略させていただきます。後日配付されます会議録でご確認をいただきたいと思います。

 初めに、議案第23号平成30年度太宰府市一般会計予算について報告いたします。平成30年度の一般会計予算総額は、238億3,059万円で、前年度から2.2%の増となっています。歳入歳出予算の審査後、債務負担行為、地方債、給与費明細書、諸調書についても、詳細に審査を行いました。

 一般会計予算案について、質疑のあと、委員から動議が出され、8款2項2目の道路橋梁新設改良事業費について、建物移転等補償などを減額した修正案が提出されました。議会に対する十分な報告・説明がなされておらず、審議を尽くしていないとの理由によるもので、質疑、反対討論及び賛成討論ののち、委員会採決の結果、修正案は賛成少数により否決されました。

 その後、原案についての討論を終わり、委員会採決の結果、議案第23号は、賛成多数をもって原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。

 次に、議案第24号平成30年度太宰府市国民健康保険事業特別会計予算について、議案第25号平成30年度太宰府市後期高齢者医療特別会計予算について、議案第26号平成30年度太宰府市介護保険事業特別会計予算について、議案第27号平成30年度太宰府市住宅新築資金等貸付事業特別会計予算についての各特別会計予算について、一括してご報告申しあげます。

 各特別会計の予算審査の詳細については、一般会計と同様に、予算審査の会議録をご参照いただきたいと思います。各特別会計予算について、審査を終わり、委員会採決の結果、議案第24号及び議案第26号は賛成多数をもって、議案第25号及び議案第27号は委員全員一致で、原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。

 次に、議案第28号平成30年度太宰府市水道事業会計予算について、及び議案第29号平成30年度太宰府市下水道事業会計予算についての各企業会計予算について一括して報告いたします。

 なお審査の詳細については、同様に予算審査の会議録をご参照いただきたいと思います。審査を終わり、委員会採決の結果、 議案第28号及び議案第29号の各企業会計予算については委員全員一致で原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。

以上をもちまして、報告を終わります。