平成31年 第1回(3月)定例会 委員長報告
予算特別委員会 委員長 門田 直樹
3月定例会におきまして予算特別委員会に審査付託されました議案第32号平成3 1 年度太宰府市一般会計予算についてから、議案第38号平成31年度太宰府市下水道事業会計予算についてまでは、2月21日、第1日目の予算特別委員会において各予算の所管部長から概要説明を受け、3月13日、14日の2日間にわたり、市長ほか副市長、教育長及び各部課長出席のもとに審査を行いましたので、その結果について報告いたします。
まず、市長の提案理由説明の中で、当初予算の概要及び編成方針について、我が国の景気の状況は、内閣府の月例経済報告によると「緩やかな回復が続くことが期待される」と示されている反面、通商問題が世界経済に与える影響や、中国経済の先行きなど海外経済の不確実性、金融資本市場の変動の影響に留意する必要があるとされています。
また、総務省発表の平成31年度地方財政対策において、子ども子育て支援や国土強靭化のための事業推進など、安定的に財政運営ができるよう、地方交付税等の一般財源総額については、平成30年度を上回る額を確保したとしています。
このことを踏まえ、太宰府市の平成31年度の予算編成においては、「方針共有」「業務改善・スクラップ」「選択と集中」を念頭に置き、土木費などハード面の予算は一時的に縮減したものの、子どもや学生、子育て世代、起業家や高齢者、障がい者など「人」への投資を拡大した、本市の輝かしい未来へと繋がる予算案となっているとのこと。また、各事業の遂行にあたっては、国・県等の補助メニューを積極的に活用する一方で、ふるさと納税関連事業の充実を図るなど、自主財源の確保、持続可能な財政基盤の構築をめざした事業を展開していくとの説明がありました。
委員会審査におきましては、平成31年度各会計予算書に計上された内容について、予算説明資料を参考にしながら、総務部長ほか各所管部長に全般的な概要説明を求め、さらに各委員からの質疑に対しましては、所管の部課長より詳細な説明を受け審査いたしました。審査資料の請求に当たりましては、委員各位のご協力、また提出していただきました執行部の皆様方に、ここで改めてお礼申し あげます。
執行部におかれましては、予算審査の中で委員から出されました指摘、意見、要望などにつきまして、十分検討をいただき、適切な処理をなされますようお願いいたします。
なお、審査内容の詳細につきましては、議員全員で構成された委員会であることから、その内容について、ここで逐一報告することは省略させていただきます。後日配付されます会議録でご確認をいただきたいと思います。
それでは初めに、議案第32号平成31年度太宰府市一般会計予算について報告いたします。
平成31年度の一般会計予算総額は、244億2623万円で、肉付け後の前年度6月補正後の予算から2.0% の増となっています。
歳入歳出予算の審査後、債務負担行為、地方債、給与費明細書、諸調書についても、詳細に審査を行いました。
質疑を終え、反対討論及び賛成討論ののち、委員会採決の結果、議案第32号は、賛成多数をもって原案のとおり可決すべきもの と決定いたしました。
次に、議案第33号平成31年度太宰府市国民健康保険事業特別会計予算について、 議案第34号平成31年度太宰府市後期高齢者医療特別会計予算について、議案第35号平成31年度太宰府市介護保険事業特別会計予算について、議案第36号平成31年度太宰府市住宅新築資金等貸付事業特別会計予算について、の各特別会計予算について、一括してご報告申しあげます。
各特別会計の予算審査の詳細については、一般会計と同様に、予算審査の会議録をご参照いただきたいと思います。各特別会計予算について、審査を終わり、委員会採決の結果、議案第33号は賛成多数をもって、原案のとおり可決すべき ものと決定いたしました。議案第34号から議案第36号は委員全員一致で、原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
次に、議案第37号平成31年度太宰府市水道事業会計予算について、及び議案第38号平成31年度太宰府市下水道事業会計予算についての各企業会計予算について、一括して報告いたします。なお審査の詳細については、同様に予算審査の会議録をご参照いただきたいと思います。
審査を終わり、委員会採決の結果、議案第37号及び議案第38号の各企業会計予算については、 賛成多数をもって原案のとおり可決すべきものと決定いたしま した。
以上で報告を終わります。