令和元年 第4回(12月)定例会 委員長報告

総務文教常任委員会 委員長 門田 直樹

 各常任委員会に分割付託された議案第85号「令和元年度太宰府市一般会計補正予算(第5号)について」の総務文教常任委員会所管分について、その審査内容と結果を報告いたします。補正予算の審査に当たりましては、歳出より審査を行い、歳出の中で関連する歳入等の項目については、併せて説明を受け審査を行いました。

 歳出の主なものとしまして、2款2項1目:(仮称)時の旅人プロジェクト実行委員会補助 金500万円の増額補正について、これは、来年2月22日及び23日に予定されている「令和」の名付け親とされる中西進氏を招いた講演会等を実施するための実行委員会に対する補助金とのことでした。実行委員会は市内さまざまな団体に協力をいただく予定であるとのことでした。これにかかる財源として、2月23日に実施予定の梅花の宴の出演権利等をクラウドファンディングで寄附を募る予定のため、歳入18款1項1目ふるさと太宰府応援寄附金に250万円の増額補正を挙げているとのことでした。委員から実行委員会の設置期間の見込みについてなどの質疑がなされ、 執行部より時間的に厳しい状況であることは把握しているが、まだいつからというのは決定していない。最終的には実施後の精算等までの期間となると考えている。などの回答がありました。
 次に、10款1項4目:特別支援学級運営費228万9千円の増額補正について。これは、特別支援学級への入級者が増加傾向にあることに伴い、来年度市内6つの小学校と1つの中学校に特別支援学級が増設予定となっており、4月から新たな学級を始めるため、それぞれに必要な備品を購入するための費用でありました。委員から来年度以降も特別支援学級は増加するのかなどの質疑がなされ、執行部より教育支援委員会を開催しており、支援が必要な児童・生徒については審査をしている。今回の学級数は、最大の数を見込んだ数字である。などの回答がありました。

 次に、歳入の主なものとして、19款1項1目6節財政調整資金繰入金1億8710万7千円について、これは、今回の12月補正財源の調整として、財源調整資金を充てるものであり、これにより、令和元年度末の財政調整資金残高は、予算ベースで30億5197万1586円となる予定であると説明を受けました。債務負担行為補正の主なものとして、事務補助業務委託料(各小学校分)の2710万4千円と(各中学校分)1548万8千円について、これは、これまで市の嘱託職員であった各小学校・中学校の事務補助員を令和2年度から民間会社の業務委託に切り替えるための補正でありました。今年度中に入札を行い、想定している契約期間は、令和2年4月から令和3年7月までを想定しているとの説明がありました。委員から採用期間が4月から翌年7月までの1年半であることの理由などの質疑がなされ、執行部より学校業務に支障がないよう、交代時期を4月からずらしてほ しいと学校から要望があり、夏休み期間中の交替とするために7月までという期間を設定している。などと回答がありました。

 その他質疑、討論を終え、採決の結果、議案第85号の当委員会所管分については委員全員一致で、原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。

以上で報告を終わります。