令和2年 第1回(3月)定例会 委員長報告

予算特別委員会 委員長 門田 直樹

 3月定例会におきまして予算特別委員会に審査付託されました、議案第18号:令和2年度太宰府市一般会計予算についてから、議案第24号:令和2年度太宰府市下水道事業会計予算についてまでは2月26日第1日目の予算特別委員会において各予算の所管部長から概要説明を受け、2日目、3月13日に市長ほか副市長、教育長及び各部課長出席のもとに審査を行いましたので、その結果について報告いたします。

 まず、市長の提案理由説明では、わが国の景気の状況は1月の内閣府月例経済報告によると、緩やかな回復が続くことが期待されるとされており、総務省の令和2年度地方財政対策では「防災・減災対策の推進」や「まち・ひと・しごと創生総合戦略事業の充実」、「次世代型行政サービスの推進」など、地方公共団体が安定的に財政運営できるよう、地方交付税等の一般財源総額について前年度を上回る額が確保されたことを踏まえ、本市の令和2年度予算は、令和の慶びや効果を市民に還元し、令和発祥の都としてさらに羽ばたくための「令和還元予算」と位置付けて編成を進めてきたことを表明されました。歳入では、給与所得の伸びや家屋の新築などから市税の増収を見込み、ふるさと納税の更なる充実を図り一般財源の確保に努めること、歳出では、子ども・子育て支援の充実、高齢者支援、観光産業や地場産業の育成、文化財の有効活用、市民の安心安全対策等に重点的に配分を行ったことの説明を受けました。また、各事業を遂行するにあたっては、国・県等のあらゆる補助メニューを活用し、財源を最大限確保するよう努めるとともに、持続可能な財政基盤の構築を目指した事業を展開していく、と方針についても述べられております。

 委員会審査におきましては、令和2年度各会計予算書に計上された内容について、予算説明資料及び予算審査資料等を参考にしながら、総務部長ほか各所管部長に全般的な概要説明を求め、さらに各委員からの質疑に対しましては、所管の部課長より詳細な説明を受け審査いたしました。 審査資料の請求に当たりましては、委員各位のご協力、また提出していただきました執行部の皆様方に、ここで改めてお礼申しあげます。 執行部におかれましては、予算審査の中で委員から出されました指摘、意見、要望などにつきまして、十分検討をいただき、適切な処理をなされますようお願いいたします。なお、審査内容の詳細につきましては、議員全員で構成された委員会であることから、その内容について、ここで逐一報告することは省略させていただきます。後日配付されます会議録でご確認をいただきたいと思います。

 それでは、初めに議案第18号:令和2年度太宰府市一般会計予算について報告いたします。令和2年度の一般会計予算総額は250億3362万円で、前年度予算と比較して6億739万円、2.5%の増額となっています。歳入歳出予算の審査後、債務負担行為、地方債、給与費明細書、諸調書についても、詳細に審査を行いました。
 質疑を終え、反対討論及び賛成討論ののち、委員会採決の結果、議案第18号は賛成多数をもって原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。

 次に、議案第19号:令和2年度太宰府市国民健康保険事業特別会計予算について、 議案第20号:令和2年度太宰府市後期高齢者医療特別会計予算について、議案第21号:令和2年度太宰府市介護保険事業特別会計予算について、議案第22号:令和2年度太宰府市住宅新築資金等貸付事業特別会計予算について、の各特別会計予算について一括してご報告申しあげます。各特別会計の予算審査の詳細については、一般会計と同様に予算審査の会議録をご参照いただきたいと思います。
 各特別会計予算について、審査を終わり、委員会採決の結果議案第19号から議案第22号まで委員全員一致で、原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。

 次に、議案第23号:令和2年度太宰府市水道事業会計予算について、及び議案第24号:令和2年度太宰府市下水道事業会計予算について、の各企業会計予算について一括して報告いたします。なお審査の詳細については同様に予算審査の会議録をご参照いただきたいと思います。
 審査を終わり、委員会採決の結果、議案第23号及び議案第24号の各企業会計予算については委員全員一致で、原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。

以上をもちまして、報告を終わります。