令和2年 第2回(6月)定例会 委員長報告

総務文教常任委員会 委員長 門田 直樹

 各常任委員会に分割付託された議案第40号「令和2年度太宰府市一般会計補正予算(第3号)について」の総務文教常任委員会所管分について、その審査内容と結果を報告いたします。

 今回の補正予算については、減額となるものが多く含まれており、その理由は、新型コロナウイルス対策の財源に充てるため、事業の縮小や中止など、先送りが可能なものを精査して計上しているためであると説明を受けました。
 また、補正予算の審査に当たりましては、歳出より審査を行い、歳出の中で関連する歳入等の項目については、併せて説明を受け審査を行いました。

 歳出の主なものとしまして、2款1項1目:職員給与費、2229万9千円の増額補正について。これは三役のうち市長、副市長の3か月分の給与の削減に加え、当初5名程度を予定していた就職氷河期世代職員採用予定人員に、新型コロナウイルス感染症にかかる支援策として4名分を上乗せするための給料、職員手当等、共済費を増額するもので ある、とのことでした。
 また、教育長の給与減額にかかる減額補正は、10款1項2目:職員給与費に計上している、と説明を受けました。
 次に、2款1項1目:秘書事務費、662万9千円の減額補正について。これは特別職等の旅費、市長車の運転委託料、市長車のリー スに係る借上料、研修会参加負担金について削減を図るものであるとのことでした。また、これに伴い第2表債務負担行為の市長車賃借料を廃止する、と説明がありました。
 委員から廃止することによって市長の身の安全、安全な運行についてどのような計画があるか。などの質疑がなされ、執行部より、自動車による移動が必要な場合には一般的な公用車により移動することとし、運転については秘書で対応をする。また新型コロナウイルス感染防止に係る支援のための財源として歳費削減を行うこととしたものであり、市長公務についてはこれまでと変わらず滞りなく遂行できると考えている。との回答がありました。
 次に10款1項2目:学校教育運営費、2億7703万8千円の増額補正について。これは国が進めるGIGAスクール構想の実現のため、今年度中に小・中学生全員に1人1台のパソコンを整備するための委託料、工事請負費、備品購入費であることのほか、小・中学校が夏季休業期間を短縮して授業を実施することによる、特別支援教育支援員の報酬不足を補うものでありました。また、これに伴い債務負担行為の補正として、令和3年度から令和7年度までの教育情報ネットワーク保守委託料291万5千円が追加され、地方債補正として学校施設整備事業債5010万円が追加で計上されていました。なお、これらの財源として、歳入15款2項5目:教育総務費補助金として1億5350万2千円を計上していると説明がありました。
 委員からパソコンの納入はいつになるか。パソコンを家庭に持ち帰っても使用するものなのか。破損、紛失への対策があるか。学校への専門家の配置や、先生の技術向上の手だてはあるか、などの質疑がなされ、執行部よりパソコンの納入については、県との共同調達にのせる計画もあり、調達の時期はまだ示されていない。また家庭に持ち帰っての活用は各家庭の環境を調査中であり、オンラインで行うものかオフラインで行うものかを含め検討中である。破損、紛失への対策については、保険を掛けるとなると高額になることから費用対効果を見極めながら決定してい く。先生方の力量については先生方に対する研修会に力を入れることで進めていきたいとの回答がありました。

 次に歳入の主なものとしましては、15款2項1目:新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金、2億4411万4千円の増額補正について。これは感染拡大の影響を受けている地域経済や住民生活を支援するため、地方公共団体が地域の実情に応じて、きめ細やかに必要な事業を実施できるよう、国の補正予算に計上された交付金であり、その第一次配分として提示された、本市への交付限度額を計上しているものである、とのことでした。なお予算の充当先は令和2年度一般会計補正予算(第1号)の歳出予算である「がんばろう令和支援金」3億円に全額充当 している状況である、との説明を受けました。
 委員から、この交付金は今までに議決してきた事業に対して使われる ものであり、新たな事業に充てることではないということか、などの質疑がなされ、執行部より、現時点では交付限度額を大幅に超える費用がかかっており、財政調整基金を取りくずしている状況があるため、ただちになにかこれ以上追加することはない。コロナ対策については随時状況が変わり、交付金がまた増えるなどという話もあることから、内閣府の事例集も参考と しながら随時拡充を考えていきたい。との回答がありました。
 次に、19款1項1目:財政調整資金繰入金、1億5370万5千円の減額補正について。これは今回の一般会計補正予算の財源超過分として減額補正をするものであり、これによる令和2年度末残高の見込みは、約27億4600万円となる見込みである、との説明を 受けました。その他、款項目ごとに執行部に対して説明を求め、計上の根拠等について質疑を行いました。

 討論を終え、採決の結果、議案第40号の当委員会所管分については、委員全員一致で、原案のとおり可決すべきものと決定い たしました。

以上で報告を終わります。