令和2年 第3回(9月)定例会 委員長報告

決算特別委員会 委員長 門田 直樹

 決算特別委員会に審査付託されました認定案件の審査結果について、一括してご報告いたします。
 本定例会におきまして審査付託を受けました、認定第1号令和元年度太宰府市一般会計歳入歳出決算認定について及び、認定第2号から認定第7号までの各会計の歳入歳出決算認定についての審査につきましては、8月27日の本会議初日に市長の提案理由説明及び本会議散会後の特別委員会初日に各担当部長の概要説明を受けた後、9月14日及び15日の2日間にわたり、市長ほか副市長、教育長、及び各部長、課長出席のもと審査いたしました。
 審査にあたりましては、決算書に付随して提出されました事務報告書、監査委員の各決算審査意見書、施策評価を参照し、さらに各委員から資料要求がありました審査資料もあわせ、各委員からの質問とそれに対する所管部・課長の説明を基に慎重に審査いたしました。この決算審査にあたりまして、ご協力いただきました各委員および執行部の皆様に対しまして改めてお礼申しあげます。
 市長や担当部長からの説明では、『令和元年度は、「新生太宰府元年!」と位置づけ、新たな飛躍につなげる意欲的な市政運営に努めた、また、7つのプランの実践に基づき、事業遂行にあたっては経費の節減、事業の見直しなどを積極的に行う一方、必要な施策に対しては国県の補助金を活用し、限られた予算の中で計画的かつ積極的に事業の推進に努めた。』という報告がありました。
 なお、各会計ともに、審査の詳細な内容につきましては、全議員で構成する委員会での審査であったこと、また、後日、決算特別委員会会議録が配付される予定であり、その他の関係資料としての事務報告書並びに各委員から要求された審査資料等も既に配付されておりますので、ここで逐一報告することは省略いたします。
 執行部におかれましては、委員会審査の中で出された問題点、指摘事項、意見、要望等について、十分に整理、検討され、新年度予算の編成に反映させると共に、今後の事業執行にも積極的に対応されることを強くお願いしておきます。
 また、各会計においても新型コロナウイルスの影響により地方財政が圧迫されるなか、これまで以上に厳しい財政状況を強いられることが予想されます。
 市においてはこの難局を乗り切るべく、行政の効率化、財政の健全化をより一層進め、行政サービスの低下を招くことがないよう、職員が一丸となって行政運営に取り組まれますよう要望いたします。

 それでは各会計の実質収支の状況を主に報告いたします。なお、各会計とも金額につきましては、千円単位にて報告いたします。
 まず、認定第1号「令和元年度太宰府市一般会計歳入歳出決算認定について」報告いたします。
 令和元年度の一般会計の決算額は、歳入総額257億3647万4千円、歳出総額250億1635万9千円で、歳入歳出の形式収支額は7億2011万5千円の黒字であり、翌年度に繰り越すべき財源1億4018万5千円を差し引きますと、実質収支額として5億7993万円の黒字決算となっています。
 普通会計における市債残高は、令和元年度末で227億6596万円であり、前年度より6億6773万8千円減少しています。
 また、経常収支比率は94.1パーセントで、前年度に比較して2.8ポイント上昇しています。これは、市税等の経常一般財源は増加したものの、補助費や繰出金など経常経費充当の一般財源の経費が全て増加したことによるものとされています。
 執行部にあっては、今後とも行政の効率化、財政の健全化に向けて、より一層の努力をなされるよう要望しておきます。
 質疑、討論を終わり、委員会採決の結果、認定第1号は多数をもって認定すべきものと決定しました。

 次に、認定第2号「令和元年度太宰府市国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算認定について」報告いたします。
 令和元年度の決算額は、歳入総額71億4929万6千円、歳出総額69億1999万6千円で、歳入歳出差引額は2億2930万円の黒字決算となっています。
 歳入総額は前年度に比較して2億922万4千円、2.84パーセント減少していますが、これは、前年度と比較して国保被保険者数の減少及び赤字補填等のための繰入金の減によるものであります。
 歳入において、収入の基礎となる国民健康保険税収入は14億6294万4千円で前年度と比べ1296万3千円、0.88パーセントの減、現年課税分の収入率は92.24パーセントで前年度と比べ0.20ポイント低下しています。国保税の収入未済額は現年分、滞納繰越分を合計すると3億9千636万円となっており、前年度に比べ2.41パーセントの減となっています。
 その他の歳入では、県支出金が48億6465万3千円で前年度と比較して9748万2千円、1.96パーセントの減となっています。
 また、一般会計からの繰入金は6億7174万4千円で前年度に比べ、2億2105万9千円、24.76パーセントの減となっています。
 歳出総額は前年度に比較して3億3050万1千円、4.56パーセント減少しています。これは主に前年度繰上充用金の皆減のほか、保険給付費及び国民健康保険事業費納付金の減によるものです。
 なお、歳出において、歳出総額の68.72パーセントを占める保険給付費は47億5千571万7千円で前年度に比べ9071万4千円、1.87パーセントの減となっています。
 令和元年度は昨年同様、黒字決算となりましたが、国民健康保険は、年齢構成や医療費水準が高く、所得水準が低いという構造的な課題があります。今後も厳しい財政状況が予想されることから、財政運営の責任主体である福岡県と共に、医療費の適正化及び市民の健康づくりに向けた取り組みに、より一層の努力をお願いするものです。
 質疑、討論を終わり、委員会採決の結果、認定第2号は多数をもって認定すべきものと決定しました。

 次に、認定第3号「令和元年度太宰府市後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算認定について」報告いたします。
 令和元年度決算額は、歳入総額12億8千551万2千円、歳出総額12億3731万円で、歳入歳出の形式収支は4820万2千円の黒字決算となっている。また、前年度実質収支を差し引いた単年度収支は446万1千円の赤字となっています。
 執行部におかれましては、今後とも健全運営に努力されますようお願いいたします。
 質疑を終わり、討論もなく、委員会採決の結果、認定第3号は全員一致で認定すべきものと決定いたしました。

 次に、認定第4号「令和元年度太宰府市介護保険事業特別会計歳入歳出決算認定について」報告いたします。
 令和元年度の決算額は、保険事業勘定においては歳入総額50億7417万5千円、歳出総額50億7190万3千円で、実質収支額は227万2千円の黒字決算となっています。
 介護サービス事業勘定においては、歳入総額5601万7千円、歳出総額4017万7千円で、実質収支額は1584万円の黒字決算となっています。
 保険事業の歳出総額の約9割を占める保険給付費については、前年比で1億4350万4千円、3.2パーセントの増となっており、高齢化の進展に伴い、引き続き増加するものと考えられます。
 執行部におかれましては、今後とも介護予防対策などに努力されますようお願いいたします。
 質疑、討論を終わり、委員会採決の結果、認定第4号は全員一致で認定すべきものと決定いたしました。

 次に、認定第5号「令和元年度太宰府市住宅新築資金等貸付事業特別会計歳入歳出決算認定について」報告いたします。
 令和元年度の決算額は、歳入総額195万5千円、歳出総額113万円で、実質収支額82万5千円の黒字決算となっています。
 償還金については、令和元年度末の収入未済額は8870万1千円となっており、収入済額は82万5千円で回収率0.92パーセントとなっています。
 執行部におかれましては、滞納解消に向けての取り組みと、滞納整理について、今後とも、さらなる努力をお願いいたします。
 質疑、討論はなく、委員会採決の結果、認定第5号は全員一致で認定すべきものと決定いたしました。

 次に、認定第6号「令和元年度太宰府市水道事業会計剰余金の処分及び決算認定について」報告いたします。
 令和元年度の年間総給水量は557万7077立方メートルで、前年度に比べ0.4パーセント減少している。なお、有収率は0.6ポイント増の93.9パーセントとなっています。
また、行政区域内人口に対する給水人口普及率は、前年度に比べ0.3ポイント上昇し84.2パーセントとなっています。
 経営成績は、総収益が13億3807万1千円、総費用は11億6408万8千円となっており、差し引き1億7398万3千円の純利益となっています。
また、企業債の令和元年度発行額はなく、1億2427万2千円を償還しており、令和元年度末現在で8億431万6千円の残高となっています。
 水道事業経営においては、今後とも老朽管等の施設更新や耐震化、災害等の緊急対応などについて計画的に取り組んでいくとともに、水道の普及率向上、営業収益の根幹である水道使用料の収納率向上に努められまして、経営の効率化と安全で良質な水道水の安定供給をお願いするものであります。
 質疑を終わり、討論はなく、委員会採決の結果、認定第6号は全員一致で原案可決及び認定すべきものと決定いたしました。

 次に、認定第7号「令和元年度太宰府市下水道事業会計剰余金の処分及び決算認定について」報告いたします。
 令和元年度末の行政区域内人口に対する水洗化人口は69,705人、水洗化人口普及率は97.2パーセント、水洗化率は97.7パーセントで前年度と比較して若干の上昇となっています。また、有収水量は、630万8936立方メートルで、前年度に比べ0.1パーセントの増となっています。
 経営成績は、総収益が18億5228万7千円、費用総額が13億2481万9千円となっており、差し引き5億2746万8千円の純利益となっています。
 また、企業債は、1億8860万円を発行、6億6813万9千円を償還し、年度末残高は63億5074万4千円余りとなっており、前年度より減少しています。
建設工事は、都府楼南汚水管きょ改築工事、秋山雨水管きょ築造工事のほか、北谷、水城、坂本地区などの汚水管整備などが実施されております。
 下水道事業は、市民の生命、健康や生活環境を支える社会基盤の一つとして重要な役割を担っています。 災害に強いまちづくりの面からも、今後とも雨水・汚水管きょ整備事業などを計画的に事業推進するとともに、営業収益の根幹であります下水道使用料の収入確保と経費節減を図りながら、併せて施設の耐震補強等を含めた長寿命化対策に取り組み、安定的な事業経営に努力していただきますよう希望します。
 質疑を終わり、討論はなく、委員会採決の結果、認定第7号は全員一致で原案可決及び認定すべきものと決定いたしました。

 以上で、決算特別委員会に審査付託されました認定第1号から認定第7号までの令和元年度各会計の決算認定案件についての委員会審査報告を終わります。