岡山県総社市との「災害時相互応援に関する協定」の締結について
【総社市の概要】
岡山県の南西部に位置し、東部は岡山市、南部は倉敷市の2大都市に隣接。人口は68,994人(平成31年4月1日現在)、総面積は211.90平方kmで、地域の中央を北から南に岡山県の三大河川のひとつ高梁川が貫流しています。
飛鳥・奈良時代には、備中の国府も置かれ、国分寺、国分尼寺も配置され、備中の国の政治・経済・文化の中心地として栄えました。平安時代には備中国内の神々を合祀した総社宮が建てられました。総社市の名称はこれに由来しています。
高度成長期の昭和40年代頃からは、県南工業地帯の発展に伴い、宅地開発が進むとともに、その後背地として内陸工業も発展しています。近年では、歴史に培われた吉備文化と、高梁川の恵みをはじめとする豊かな自然環境を背景に、住宅都市・学園都市としての発展もみせています。
【協定締結の目的】
市では、災害時に備えた様々な協定を締結しています。(令和2年11月2日現在総社市を含め50協定)。大規模災害時において、本市だけでの災害対応には限界があり、平常時から近隣市町や協力企業・団体などと各種協定を結ぶことで、災害に備えた体制を整えておくことが重要であります。
今回の協定につきましては、昨年11月に筑紫野太宰府消防組合議会で総社市消防本部を行政視察させていただいたことをきっかけに、岡山県総社市の片岡聡一・市長様より、災害時の応援協力に関する協定締結の申し出をいただいたところであります。
本市におきましても、九州全域で大規模災害が発生したことを想定した場合に、中国・山陰地域との広域な災害協力体制の充実を図ることが必要であるとの考えが一致したことなどから、協定締結の合意に至りました。
この協定を機に、両市の災害時の応急・復旧対策への活動や支援をはじめ、職員等の交流を図るなど、大規模災害に備えた協力体制の充実を図ります。
今後も、多種多様な業種や団体・企業と協定締結をすすめ、災害に強いまちになるよう、安全安心のまちづくりを進めてまいります。