令和3年 第3回(9月)定例会 委員長報告

総務文教常任委員会 委員長 門田 直樹

 各常任委員会に分割付託された議案第50号「令和3年度太宰府市一般会計補正予算(第5号)について」の当委員会所管分について、その審査内容と結果を報告いたします。

 補正予算の審査に当たりましては、歳出より審査を行い、歳出の中で関連する歳入等の項目については、併せて説明を受け審査を行いました。

 歳出の主なものとしましては、2款1項7目:公共施設整備基金積立金5億円、2款1項9目:財政調整資金積立金2790万1千円 の増額補正について、これは一般会計における令和2年度決算における実質収支12億8796万6千円のうち、5億円を公共施設整備基金に、2790万1千円を財政調整資金に積み立てるものとのこと でした。
 これにより、現時点における基金の残高見込みとして、公共施設整備基金は、予算ベースで14億7036万8446 円、財政調整資金は、同じく予算ベースで28億2822万209円となるとのことでした。
 また、関連する歳入として、20款1項1目:前年度繰越金を10億8796万6千円増額補正し、12億8796万6千円とするものとのことでした。

 委員から財政調整資金のほうに5億円積み立てたほうがいいのではないかと思うが、公共施設整備基金のほうに計上された根拠は、との質疑がなされ、執行部より今後、水城小学校をはじめとした小・中学校等の公共施設の改修需要も増える。それに併せて、中学校の完全給食化に備えるということも目的としており、議論した結果、公共施設整備基金のほうに5億円計上させていただいている。との回答がありました。

 次に、2款5項3目:市長選挙費3537万1千円の減額、及び市議会議員選挙費4727万2千円の減額補正、並びに市長及び市議会議員一般選挙費5450万4千円の増額補正について、6月30日に開催された選挙管理委員会において、任期満了による市議会議員選挙及び市長選挙の選挙期日を本年12月12日に同時に行うことと決定されたことに伴い、当初予算において 「市長選挙費」と「市議会議員選挙費」をそれぞれ別に予算計上 していたため、今般の補正予算において全額減額し、改めて「市長及び市議会議員一般選挙費」として合わせて計上するものであるとのことでした。

 委員から削減された予算を新生児臨時特別給付金に充てるということ を市長が提案されたが、どういう理由でそうなったのか、との質疑がなされ、執行部より市政選挙の財源は全て一般財源であり、同時に選挙を実施することで3千万円近くの一般財源が浮いたため、それに見合った形での新規事業に当てはめることができるといった市長の説明だった、との回答がありました。

 次に、10款1項2目:学校教育運営費1405万4千円の増額補正について。児童生徒用のタブレットPC300台の購入費として1360万2千円計上している。内訳は、令和4年度から5年度にかけて水城小学校と学業院中学校に約170人程度の児童生徒が増加する見込みであるため、今年度中に購入する必要があるものである。また、今年度当初に全児童生徒に配布したタブレットPCで、使用に伴う破損や故障が多数生じている。修理が完了するまでの間や、新品を購入して手元に届くまでの間に児童生徒が使用する代替機の購入を130台見込んでいるものである。

 続いて、授業目的公衆送信補償金として45万2千円計上している。従来の著作権法では、学校などの教育機関における授業の過程で行われる必要かつ適切な範囲での著作物のコピー、それから遠隔合同授業における送信を著作権者の許諾を得ることなく無償で行うことができたが、法改正で、ICTを活用した教育での著作物利用の円滑化を図るため、これまで認められていた遠隔合同授業以外での公衆送信についても一般社団法人授業目的公衆送信補償金等管理協会に補償金を支払うことで、無許諾で行うことが可能になった。具体的には、学校等の教育機関の授業で、予習・復習用に先生方が他人の著作物を用いて作成した教材を生徒の端末に送信したり、サーバーにアップロードしたりすることなど、ICTの活用により授業の過程で利用するために必要な公衆送信について、個 別に著作権者等の許諾を得ることなく行うことができるように なるものである。
 児童生徒一人当たりの補償金額は、小学生が年額120円、中学生が年額180円となっており、今年度は、10月〜3月までの6か月間の補償金を児童生徒数に応じて協会にお支払いする ものであるとの説明がありました。

 委員からタブレットPCを全児童生徒に配布してからまだ半年も経過 していないのに、破損が非常に多い気がする。教育委員会で原因は認識しているのか。などの質疑がなされ、執行部より初期の不具合等や、画面を開くときに落としたり、液晶画面を強く押して破損させたりなど、使用に慣れていないことで破損させてしまうことがある。130台の内訳については、修理が完了したり、新品に買い換えたりする間の代替品を各学校10台、それから事務局に20台を配置する計画である。などとの回答がありました。

 次に、10款2項1目:小学校施設整備費2294万2千円、の増額補正について。
 小学校において老朽化により安全が確保できないため使用を 中止している運動場内の遊具について補修等の工事を行うものである。対象は、太宰府小学校、太宰府南小学校、水城西小学校にある鉄棒、シーソー、ブランコ等になる。

 次に、現在水城小学校管理棟ほかの改築工事の設計に取り組んでいるが、建設工事の期間中に使用する仮設の校舎を設置するに当たり、設置箇所の周辺附帯工事に伴う予算を計上している。 なお、仮設の校舎の設置に伴う予算については、水城小学校 仮設校舎賃借料(令和4年度増設分)として2億7千万円を債務負担行為補正として計上しているとのことでした。

 委員から水城小学校近郊の児童数が増加してくると思うが、その増加に対する対応なのか。またクラスは何クラス分なのか。などの質疑がなされ、執行部より児童数が増えることを見込んで、水城小学校の改築も考えていくが、今回の仮設校舎に当たっては、まださらに増える可能性もあるので、それを見込んで計画を立てていくような形になる。仮設校舎については、普通教室が7教室、特別支援学級が10教室である。などとの回答がありました。

 次に、債務負担行為の主なものとしまして、給食調理業務委託料、期間は令和3年度から令和6年度まで、限度額を3億3383万4千円から1億9872万6千円増額し、5億3256万円に変更するものについて。
 これは水城小学校改築事業に伴うものであり、現在の計画では、工事期間中の給食は、委託業者が業者の工場で調理し、水城小学校まで運んでいただく計画で、現在の自校方式での給食の提供か ら、工事期間中のみ変更する予定である。調理業者については、 学校給食法の規定、それから安全衛生基準を遵守できる業者を選 定することとしており、工事期間中も今までどおり安心して食べていただけるようにすると説明がありました。

 その他、質疑・討論を終え、採決の結果、議案第50号の当委員会所管分については委員全員一致で、原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。

 以上で報告を終わります。