令和3年 第4回 定例会 委員長報告

総務文教常任委員会 委員長 門田 直樹

 各常任委員会に分割付託された議案第75号「令和3年度太宰府市一般会計補正予算(第7号)について」の総務文教常任委員会所管分について、その審査内容と結果を報告いたします。

 補正予算の審査に当たりましては、歳出より審査を行い、歳出の中で関連する歳入等の項目については、併せて説明を受け審査を行いました。

 歳出の主なものとしてですが、
 10款2項1目:小学校管理運営費583万2千円の増額補正について。
 児童用の机・椅子を新JIS規格から旧JIS規格のものに入替えるものと机・椅子の老朽化に伴う買換え、学級増に伴う給食関係の消耗品購入のための予算。また、令和4年度の学級増に伴う教師用指導書の購入費及び学級増が見込まれる教師用机等の購入費であるとの説明を受けました。委員から、国の補助はないのか、また、机・椅子の買換えはどの程度まで進んでいるのか、との質疑がなされ、執行部より、国庫補助はない、買換えは計画的に進めており、今年度で一旦終わる予定である、との回答がありました。
 次に、10款4項6目:史跡地公有化事業費5千万円の減額補正について。
 所有者の買上げ要望の再確認並びに史跡対策委員会での調整を図り毎年度の買上げ地を決定しているが、相続などの関係から所有者が買上げ意向を保留される状況があり、今年度については当初予算額の3億円を5千万円ほど下回ることとなり減額補正するものである。また、関連する補正として、歳入22款1項5目:史跡地公有化事業債および第3表地方債:史跡地公有化事業債をそれぞれ5千万円減額するものであるとの説明を受けました。 委員から、今後の買上げについて質疑がなされ、執行部より、有利な国庫補助事業の採択を見据えながら所有者の方と調整させていただいて事業を実施していきたいとの回答がありました。

 次に、歳入の主なものとして、
 19款1項1目財政調整資金繰入金6千443万4千円について。
 これは、今回の一般会計補正予算(第7号)の財源調整として計上しているものであり、これによる令和3年度末の残高見込みは、予算ベースで27億5千840万209円となる予定であるとの説明を受けました。

 次に、債務負担行為補正の主なものとして、ボランティア支援センター運営業務委託料の追加について、令和3年度は昨年度にプロポーザル方式でセンター運営の業者を選定し、令和3年度のみの契約としていたが、令和4年度以降は、期間を2年間とし、プロポーザル方式による選定手続きを令和3年度中に行うことから、今回期間と限度額の債務負担行為の設定を行うものであるとの説明を受けました。

 その他質疑、討論を終え、採決の結果、議案第75号の当委員会所管分については委員全員一致で、原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。

以上で報告を終わります。