平成29年 第3回(9月)定例会 委員長報告

決算特別委員会 委員長 門田 直樹

 決算特別委員会に審査付託されました認定案件の審査結果について、一括してご報告いたします。

 本定例会におきまして審査付託を受けました、認定第1号平成28年度太宰府市一般会計歳入歳出決算認定について及び、認定第2号から認定第8号までの各会計の歳入歳出決算認定についての審査につきましては、8月31日の本会議初日に市長の提案理由説明及び本会議散会後の特別委員会初日に各担当部長の概要説明を受けた後、9月19日及び20日の2日間にわたり、市長ほか副市長、教育長及び各部長、課長出席のもとに審査いたしました。

 審査にあたりましては、決算書に付随して提出されました事務報告書、監査委員の各決算審査意見書、施策評価を参照し、さらに各委員から資料要求がありました審査資料もあわせ、各委員からの質問とそれに対する所管部・課長の説明を基に慎重に審査いたしました。
 この決算審査にあたりまして、ご協力いただきました各委員および執行部の皆様に対しまして改めてお礼申しあげます。

 市長や担当部長からの説明では、平成28年度は、前年度より市税は増加したものの、一般財源全体は減少した。予算執行にあたっては、あらゆる補助メニューを積極的に活用しつつ、限られた財源の重点配分と各種施策・事業の効果的、効率的な推進に努めたという報告がありました。

 なお、各会計ともに、審査の詳細な内容につきましては、全議員構成での審査であったこと、また、後日、決算特別委員会会議録が配付され、またその他の関係資料としての事務報告書並びに各委員から要求された審査資料等も配付されておりますので、ここで逐一報告することは省略いたします。

 執行部におかれましては、委員会審査の中で出された問題点、指摘事項、意見、要望等について、十分に整理、検討され、新年度予算の編成に反映させると共に、今後の事業執行にも積極的に対応されることを強くお願いしておきます。

 また、各会計においてもまだまだ厳しい財政状況が続いており、今後とも行政の効率化、財政の健全化をより一層進め、行政サービスの低下を招くことがないよう、職員が一丸となって行政運営に取り組まれますよう要望いたします。

 それでは各会計の実質収支の状況を主に報告いたします。
 なお、各会計とも金額につきましては、千円単位にて報告いたします。

 まず、認定第1号「平成28年度太宰府市一般会計歳入歳出決算認定について」報告いたします。
 平成28年度の一般会計決算額は、歳入総額258億9千585万7千円、歳出総額249億8千467万8千円で、歳入歳出の形式収支額は9億1千117万9千円の黒字であり、翌年度へ繰り越すべき財源2億8千110万3千円を差し引きますと、実質収支額として6億3千7万6千円の黒字決算となっています。
 普通会計における市債残高は、平成28年度末では244億 9千109万円であり、前年度より6億3千474万円増加しています。
 また、経常収支比率は90.4パーセントで、前年度に比較して2.9ポイント上昇しています。
 執行部にあっては、今後とも行政の効率化、財政の健全化に向けて、より一層の努力をなされるよう要望しておきます。
 質疑、討論を終わり、委員会採決の結果、認定第1号は多数をもって認定すべきものと決定しました。

 次に、認定第2号「平成28年度太宰府市国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算認定について」報告いたします。
 平成28年度の決算額は、歳入総額88億3千203万円2千円、歳出総額90億5千386万6千円で、歳入歳出差し引き2億2千183万4千円の赤字決算となっています。この歳入不足については、翌年度繰上充用金で補てんされています。
 また、実質単年度収支は2千293万6千円の赤字と、前年度に比べ赤字幅が減少しています。
 歳入の基礎となります国民健康保険税を見てみますと、現年課税分の収入率は、92.84パーセントで、前年度に比較しますと1.97ポイント低下し、保険税収入総額は、15億129万4千円で、前年度に比べ、0.02パーセント31万8千円の増となっています。
 また、収入未済額は、現年分、滞納繰越分合わせて 4億306万4千円となっており、前年度に比べ1.1パーセントの減となっています。
 歳入において、前年度に比べ、国庫支出金が2.9パーセント4千975万8千円の減、療養給付費交付金が29.9パーセント7千802万3千円の減となっており、県支出金が10.1パーセント4千581万9千円増となったものの、歳入全体としては0.4パーセント3千530万9千円の減となっています。
 歳出においては、歳出総額の55.7パーセントを占める保険給付費は減少しており、介護納付金、後期高齢者支援金等も減少しています。
 平成28年度も国保会計は歳出の増加に歳入額が及ばず11年連続の赤字決算となっており、国民健康保険事業は今後も厳しい財政運営が続くものと思われます。
 平成30年度から都道府県が財政運営の主体となることから、医療費の節減と適正化に向けた取り組みに、より一層の努力をお願いしておきます。
 質疑はなく、討論を終わり、、委員会採決の結果、認定第2号は全員一致で認定すべきものと決定いたしました。

 次に、認定第3号「平成28年度太宰府市後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算認定について」報告いたします。
 平成28年度の決算額は、歳入総額11億5千395万8千円、歳出総額11億76万6千円で、歳入歳出の形式収支額は 5千319万2千円の黒字であり、前年度実質収支を差し引いた単年度収支は286万7千円の赤字となっています。
 執行部におかれましては、今後とも健全運営に努力されますようお願いいたします。
 質疑、討論もなく、委員会採決の結果、認定第3号は全員一致で認定すべきものと決定いたしました。

 次に、認定第4号「平成28年度太宰府市介護保険事業特別会計歳入歳出決算認定について」報告いたします。
 平成28年度の決算額は、 保険事業勘定においては歳入総額47億56万2千円、歳出総額46億1千7万5千円で、翌年度へ繰り越すべき財源181万2千円を差し引いた実質収支額は8千867万5千円の黒字決算となっています。また、単年度収支額は3千325万6千円の黒字となっています。
 介護サービス事業勘定においては、 歳入総額5千303万4千円、歳出総額3千449万8千円で、実質収支額は1千853万6千円の黒字決算となっています。
 保険事業の歳出総額の94.2パーセントを占める保険給付費については、高齢化の進展に伴い、今後も増加するものと考えられます。
 執行部におかれましては、今後とも介護予防対策などに努力されますようお願いいたします。
 質疑を終わり、討論はなく、委員会採決の結果、認定第4号は全員一致で認定すべきものと決定いたしました。

 次に、認定第5号「平成28年度太宰府市住宅新築資金等貸付事業特別会計歳入歳出決算認定について」報告いたします。
 平成28年度の決算額は、歳入総額2千823万7千円、歳出総額1千208万6千円で、実質収支額は1千615万1千円の黒字決算となっています。
 償還金については、平成28年度末で、収入未済額は9千126万6千円となっており、その回収率は1.9パーセントとなっています。
 執行部におかれましては、滞納解消に向けて、今後とも、さらなる努力をお願いいたします。
 質疑、討論もなく、委員会採決の結果、認定第5号は全員一致で認定すべきものと決定いたしました。

 次に、認定第6号「平成28年度筑紫地区介護認定審査会事業特別会計歳入歳出決算認定について」報告いたします。
 介護認定審査会事業について、平成11年度から、筑紫地区4市1町で共同設置し、運営を行っています。
 平成27年度からの2年間は、太宰府市が本事業の当番市となっており、会計については単年度清算となっています。
 今回の平成28年度決算額は、歳入・歳出ともに総額6千55万4千円となっており、実質収支額は単年度清算であることから0円となっています。
 執行部におかれましては、この事業における共同設置の主旨に基づき、今後とも適正な運営をお願いいたします。
 質疑を終わり、討論はなく、委員会採決の結果、認定第6号は全員一致で認定すべきものと決定いたしました。

 次に、認定第7号「平成28年度太宰府市水道事業会計剰余金の処分及び決算認定について」報告いたします。
 平成28年度の年間総給水量は559万9千850立方メートルで、前年度に比べ0.3パーセントの増となっており、有収率については92.8パーセントとなっています。
 行政区域内人口に対する給水人口普及率は、前年度に比べ0.3ポイント増の83.4パーセントとなっています。
 経営成績では、収益的収支において、総収益は13億6千133万円、総費用は11億1千250万となっており、損益収支は2億4千883万円となっています。
 また、企業債については、平成28年度末現在で11億7千万円余りとなっており、このまま平成29年度の借入がなければ、平成40年度には完済となる見込みとの説明を受けました。
 平成28年度は4月に発生した熊本地震において、熊本市に対し応急給水を行ったものの、年間を通じて安定的に水の供給を行うとともに、関係者の努力により黒字決算となっています。
 水道事業経営においては、今後とも老朽管等の施設更新や耐震化などについて計画的に取り組んでいくとともに、水道の普及率向上、営業収益の根幹である水道使用料の収納率向上に努められまして、経営の効率化と安全で良質な水道水の安定供給をお願いするものであります。
 質疑を終わり、討論はなく、委員会採決の結果、認定第7号は全員一致で原案可決及び認定すべきものと決定いたしました。

 次に、認定第8号「平成28年度太宰府市下水道事業会計剰余金の処分及び決算認定について」報告いたします。
平成28年度の有収水量は、水洗化人口の増加により前年度に比べ、0.3パーセント増の631万3千49立方メートルと なっています。
 なお、行政区域内人口に対する水洗化人口は207人、0.3パーセント増の6万9千368人、水洗化人口普及率は0.2パーセント増の96.8パーセント、水洗化率は前年度と同率の97.4パーセントとなっています。
 経営成績では、収益的収支において、 総収益が17億6千771万5千円、総費用が13億8千546万2千円となっており、損益収支は3億8千225万3千円の純利益となっています。
 また、企業債については、前年度から約6億1千3百万円減少し、年度末残高は82億2百万円余りとなっており、今後とも減少していく見通しとの説明を受けました。
 平成28年度の建設工事の概況として、五条雨水管きょ、向佐野雨水管きょの築造工事など、雨水整備のほか、北谷、内山、大佐野地区の汚水管整備などが実施されております。
 下水道事業は、健康で快適な生活環境の実現に不可欠な都市基盤整備事業であります。 災害に強いまちづくりのためにも、今後とも雨水管きょ整備事業など計画的な事業推進とともに、営業収益の根幹であります下水道使用料の収入確保と経費節減を図りながら、健全経営に努力していただきますようお願いいたします。
 質疑を終わり、討論はなく、委員会採決の結果、認定第8号は全員一致で原案可決及び認定すべきものと決定いたしました。

 以上で、決算特別委員会に審査付託されました認定第1号から認定第8号までの平成28年度各会計の決算認定案件についての委員会審査報告を終わります。