木村教育長の件が新聞に載っていました。
9日付で辞職願を出していたが、市長がこれを認めなかったということです。
自分が「辞めろ」と言っておいて、辞表を出すと今度は「認めない」・・訳が分かりません。
教育長の辞職は教育委員会も同意しています。あとは市長が認めればいいだけです。
記事の中の市長、教育長それぞれが求める「説明会」の目的・内容が何なのか今一つ分かりませんが、たぶん市長は教育行政の責任者である教育長に、完全給食の断念と方針転換について説明しろ、と言ってるのでしょう。
しかし、教育長からすれば、財政の裏付けがあって教育行政を進めることができるのであり、説明会をしても「市長が金がないというから・・」と説明するしかありません。予算の責任は市長にあり、経費を理由に断念したのは市長だから、その説明もすべきです。
また職員に聞くと「ランチサービスの充実」について具体的な検討は進んでいないといいます。つまり、相変わらず市長は「言うだけ」で、具体的な指示はしていないのです。「充実」という言葉が、補助額を上げるとか環境を整えることを指すなら、予算の裏付けが必要になりますが取り組んだ様子は見えませんし、議会への説明もありませんでした。
教育長が求める説明会は、断念の理由である財政上の問題を市長自らが説明すべきだ、ということだと思います。確かにこれは市長の責任です。要するに、教育長からすれば、
1.説明すべき「充実」の内容が決まっていない
2.それより先ず、断念の理由である「財政問題」を市長が説明すべき
ということです。
予定では、12月12日に新しい議会で不信任案が可決され、芦刈市長は失職します。
副市長はいないので、総務部長が職務代理者として教育長の辞職を認めることになります。
【報道】 朝日新聞 西日本新聞 読売新聞 (50音順)