太宰府市議会建設経済常任委員会の所管事務調査を行いました。
テーマは「市の上下水道に関する調査及び松川浄水場の視察」です。
本市の水道事業は、昭和38年に計画給水人口12,000人で創設、昭和42年に給水を開始しました。しかし創設以来、人口の急増や生活様式の変化に給水が追いつかず、慢性的な水不足に悩まされていました。昭和53年と平成6年の大渇水時には、本市においても時間断水を余儀なくされています。
このような厳しい事情から、昭和48年以降平成14年まで30年にわたり給水規制を実施するなど、苦しい事業運営を強いられてきました。
安定供給の実現に向け、6次に及ぶ拡張事業や水源開発を行った結果、現在では事業認可上65,200人の給水が可能となっています。また令和2年度には那珂川水系の五ヶ山ダムの完成により、本市の行政人口約72,000人の水需要に十分耐えうる給水が可能となりました。