太宰府市議会議員
Kadota Naoki
門田 直樹
市議会ブログ&雑記
平成24年
 
7月31日(火)
 
まほろば号連歌屋地域線
 地域サポートカーとして10人乗りワンボックスカーが就航しました。運行は火・木・土の週3日で1日4便、運賃は一律200円です。

 連歌屋地域は丘陵地帯で昭和40年代に宅地化されましたが、今は高齢化が進み通院や買い物の交通手段に困っている所帯が増えています。
 しかしながら同時期に造成された四王寺山系の団地はみな道路が狭隘で大型車の通行が困難なため、ミニバスということになりました。

 市内には道路が狭くてまほろば号が入れない団地・住宅街がいたるところにあります。
 幹線のバス停まで下りていけばいいのですが、帰りの数百メートルは病院や買い物帰りの身にはつらいものです。
 市は東観世、秋山地区、連歌屋地域とやや変則的な形での対応をしていますが、やむを得ないと思います。
 とにかく交通弱者を支援することは火急の用であり、行政の対応だけを待ってはいられません。
 まずは体力のある自治会が独自の方法を検討するなど自主的に取り組み、市と協働で対策を練っていくことが必要です。

 出発式

 
7月30日(月)
 
アトピーA
 下の子(2歳半女)の治療のため下関行きです。
 だいぶ良くなってきたのですが、まだいろいろ食事制限があります。いいかえると先生が指示される食事制限を守っていればほとんど痒みもないようで肌もだいたいきれいです。

 毎月1回の通院では、症状を見てもらってから食生活の内容を詳しく話し、指導を受けます。
 今日は様々な食べ物に対する数値を出すため採血(約半年に1回)をしました。
 結果は来月ですが、その内容でいままでよかったものを制限されたり、逆に止められていたものを少しずつ試してみようということになるようです。

 いつまで治療(通院)が続くのかは分かりませんが、先生のお話では3〜4歳から遅くとも就学前には治そうのことで、通院も症状の軽減につれ3ヶ月に1回、半年に1回となる予定です。

 
7月27日(金)
 
第7回太宰府市まちづくり市民会議
 幹事会の報告の後、出席者から議会に対し@出席(傍聴)の要請、A資料の提供、B市民会議(幹事会?)との懇談会の開催を行うことが提案されました。

 今回議員の傍聴は7名で、今までで最も多かったと思います。議員各人の出席内訳は私の記憶では、ほぼ毎回から2〜3回の者まで合わせて6名、1回が5名、0回が7名です。
 まちづくり市民会議については市から議会に委員を出してほしいといってきましたが、条例案を審議、議決する立場であり、市民会議の議論にも影響を与えかねないとして見合わせました。
 市議会からは自治基本条例審議会委員に2名が選出されており、ここで議会としての意見が出されることになります。

 市民会議は市民の議論を直接聴くチャンスですし、審議会答申を受けた執行部案(条例)を議論し最終的に可否を決定する側として、条例案が市民の意を受けたものであるのかどうか判断するためには参加(傍聴)は必須のものといえます。

 しかし参加が「ほぼ」「全く」ない議員が18名中12名というのは、議会が関心を持っていないと見られてもしかたありません。
 残念ですが(心情は別として)義務でない以上無理に引っ張ってくるわけにもいきません。
 会派はさておき、議員は基本的に独立した存在です。それぞれの考えで行動し、それぞれの判断基準を持っています(いるはずです・・)

 議会での議論は、審議会の答申が市民会議の意思を享けたもので、執行部の上程案がこれらの議論を尊重し、お手盛りでないなら問題はないのですが、そうでない場合は修正か否決または継続審議となります。
 携帯基地局や総合体育館のときがそうですが改革や改善に後ろ向きの議員は沈黙します。
 自治基本条例(仮称)の審議の中で市民会議不参加の議員がどういった主張を何を論拠に行うのかじっくり聞いてみたいと思います。

※庇うようですが傍聴に来ない議員の中にも見識と意欲を持った人はいます…。  
 

 
7月24日(火)
 
衣掛天満宮夏祭り
 五穀豊穣・悪疫消除を願い、衣掛天満宮(国分2)祈願祭と夏祭りが行われました。

 小さなお宮ですが氏子がよく纏まっていて、総代を中心に正月のほんげんぎょう、春のお籠り、夏祭り、古都の光、秋祭り(宮座)、注連縄作り・・・と一年を通して活動されています。

 祈願祭(夏ごもり)は昼から、夏祭り(およど)は夕方から始まります。
 今年は特別企画として文化ふれあい館による『太宰府の民族2』の上映会が行われました。
 毎年子供を連れていくのですが、花火や焼き鳥、かき氷などが準備され喜んでいました。

茅の輪 神社正面

300年以上前から現在地にあり祭神は菅原道真。菅公が大宰府に入る前に旅衣を脱いで傍らの松(衣掛の松)と石に掛け、新しい衣に着替える際、姿を池(姿見の井)に映したという。
 

 
7月23日(月)
 
豪雨被害
 梅雨明けの発表がありました。平年、昨年に比べかなり遅いようです。
九州各地は記録的な大雨に見舞われ、12日からの九州北部豪雨では各地で被害が相次ぎ、熊本、大分、福岡の3県で、死者30人、行方不明者2人を出したと報じられています。
 犠牲者のご冥福と被災地の一日も早い復旧を願っています。

 太宰府市もたびたび豪雨被害を受けました。
 そのなかでも平成15年の災害は規模も大きくまた私が議員になったばかりの時に遭遇した事件として強烈に記憶に残っています。

 同年7月18日は夜9時ごろ帰ってきたのですが、自宅までの坂道が川の状態で、なんとか着いたと思ったら車から玄関までの僅かな距離でずぶぬれでした。
 まずは予報をみると福岡地方は大雨で河川の氾濫や崖崩れに注意してくださいとのこと。
 昭和47,48年の豪雨のときはまだ高校生でしたが、朝起きて被害の大きさに呆然としたことを思い出し、テレビのニュースと窓の外をかわるがわる見ていました。
 今でもはっきり覚えていますが稲妻が連続ストロボのように光り、一面が昼のように見えました。
 雨はシャワーというか滝のように降り注ぎ、何か違う世界・惑星にいるかのようでした。

 一夜が明け、裏の溜池から山手にかけて見て回ると池は満杯で茶色に濁り、団地内の道路は至る所陥没し宅地の擁壁が数か所崩れていました。

 この地区では数件の家屋が全半壊し道路は土石に埋まりました。
 市全体では連歌屋で犠牲者が出たのをはじめ四王寺山、宝満山で崖崩れや土石流が発生し、御笠川・鷺田川の合流点一帯は水没する有様でした。

 まずは道路の復旧が先と市の依頼で市内の土木・建設業者が中心となり土石、流木を撤去(有償)しました。
 困ったのは宅地の中に入り込んだ土砂です。
 多いところでは厚さ数十センチにもなる土砂の撤去をなんども市に訴えましたが、「できない・家の前の道路に出せば取りに来る」との一点張りで、対応しようとしません。
 土砂の搬出は個人では簡単にできません。民間業者の見積りでは1立米一万五千円で、1所帯数十万円にもなるといい大変厳しい。

 自治会では喧々諤々の議論でしたが、結局ボランティアを募りみんなで除去しようと呼びかけたところ地元以外からも多くの方に来ていただき、総勢300名が集まりました。
 作業は文字通りのマンパワーで一軒当たり10〜20名がスコップ、バケツを持ち全身泥まみれで敷地内の土砂を掃き出し、被災の全世帯を支援しました。
 またこの作業には他地区の消防団や一般市民、市職員が多数参加していただき、被災住民一同深く感謝しています。

 この災害の復旧事業費は、県が治山・砂防事業費約30億、御笠川全線改修200億超の莫大なもの(本市分20億)となり、本市負担(手出し)は河川事業をはじめ30億円を超えました。

 その後被災地の復旧事業では多くの治山ダム、砂防ダムの建設が進み、国分地区でも大型の治山ダムの設置、雨水排水路の整備、擁壁工事、落石防止工事(リングネット)等が進みました。
 平成19年、21年にも大雨があり市内各所が冠水しましたが、大きな崖崩れや土石流被害は出ていません。
 しかし最近の情報をみると1時間100m超の雨が5時間降るなど信じられない事態が起きています。
 本市においても、地域の課題に応じた防災体制を構築するとともに、迅速な災害復旧や被災者支援ができるよう整備計画を整えなければなりません。

平成15豪雨災害の画像

古都大宰府協会総会
 財団法人古都大宰府保存協会の会員総会が太宰府館で開かれました。

 最初に佐藤善郎理事長(前太宰府市長)から挨拶がありましたが、相変わらず矍鑠(かくしゃく)として言語明瞭な中に包容力があり、さすがと思いました。
 事務局から平成23年度事業報告、収支決算および平成24年度事業計画、収支予算について説明があり承認されました。

 第2部の講演会は所用のため聴けなかったのですが、会場で太宰府検定について教育部長と話し合い、中級にも初級のようなテキストがあったらいい…となりました。
 

 
7月21日(土)
 
出版記念祝賀会
 日米発達障害研究院院長・教授で九州保健福祉大学元副学長の小関康之氏の57冊目の著書「発達障害の子どもの明日を拓く(発達援助法の提言と実践)」が刊行され、研究生活40周年記念と合わせて祝賀会が催されました。

 先生は私のご近所で、よくお会いします。 また奥様は自治会の役員をしておられ、元公立保育所所長でカウンセラーもなさってあったということで、地元にとって貴重な人材です。

 小関先生は自閉症を含む発達障害幼児、学童年少児の発達促進に必要な治療法の臨床開発研究を行っておられ、またその成果を各人各段階に応じたプログラムとして日米発達障害研究院を拠点に具体的な援助実践をなさっておられます。

 挨拶では研究者や施設関係者、指導を受けた子どもの保護者達が、小関先生の提唱する援助法の実践により、「具体的な方法」で「顕著な効果」を挙げていると絶賛していました。

 障害児教育(特別支援教育)では視覚・聴覚および知的障害と肢体不自由、それらが重複するものなどが対象ですが、発達障害には充分に対応できていません。
  先日訪問した太宰府特別支援学校でも自閉症の特性に応じた指導を一部行っていましたが、先生によると自閉症を含む発達障害は乳幼児期からの対処が必要であり有効とのことです。

 現在の活動は研究院を中心に集中クリニックや発達クリニックなどの合宿形式、また福祉や教育の関係者を対象に講演や指導を行っておられるようです。
 行政としても支援が必要です。まずは本市にとって、何をすべきか・何ができるかを議論していきたいと考えています。

発達障害の子どもの明日を拓く  

小関康之(こせき・やすゆき)
1935年生まれ。束京神学大学大学院組織神学専攻修士諜程終了後、福岡県立社会保育短期大学(現・福岡県立大学)教授、 久留米大学医学部(小児科)講師(兼任)、武庫川女子大学教授、カリフォルニア大学(UCLA)精神神経学研究所(NPI)客員教授、九州保健福祉大学・大学院教授などを経 て、現在、日米発達障害研究院院長。子どもたち一人ひとりに合う丁寧な発達援助を実践している。著書に『児童グループワーク』(ミネルヴァ書房)、『乳幼児の発達としつけ』『発 達障害・学習障害へのヒューマンアプローチ』(中央法規出版)など多数、訳書に『いいことから始めよう』(新潮社) がある。

日米発達障害研究院  福岡県太宰府市国分5丁目12−11 http://jaridd.web.fc2.com/
TEL&FAX 092−929−2351

 
7月15日(日)
 
いじめ問題
 大津市の中2男子自殺問題では、警察庁長官が記者会見で「違法行為があれば被害者や保護者の意向、学校の対応状況を踏まえて対処する」と述べたとのことです。
 警察のトップがここまでいうことと、大津市の学校、教育委員会の相変わらずの隠蔽体質、なし崩し的対応が噛み合いません。

 先日総務文教常任委員会の所管視察のことを書きましたが、私が委員(議員)になった平成15年から1年おきに市内の全小中学校を視察・調査してきました。
 訪問に先立ちあらかじめ質問事項を文書で渡し、学校からは資料とともに説明を受けます。

 その中に「いじめ」と「不登校」について尋ねた項目があり、毎回全校から回答をもらいましたが、驚いたことに「いじめ」は全11校で「0件」、しかも平成22年度までの8年間全て「0件」です。

 現実的に6000人の児童生徒が毎日顔を合わせ8年間一度も「いじめ」がなかったなどとても考えられません。
 私は自分が関わっている(子どもの)集まりの中で軋轢・トラブル・いじめは年中見ています。
 程度に応じて見ぬふりをしたり、声をかけたり、注意したりと様々ですが強要と屈従の関係があるときは年月をかけて観察します。
 「みんな仲良く」は理想ですが子供社会には簡単にあてはめられません。
 子供は成長しながら仲間関係を築いていきますが、その過程で自分と周りとの強弱・優劣を意識し自分のポジションを作っていきます。
 大人と違ってこの格差は一時的なもので、頑張れば変わっていくことを遊びや勉強・スポーツを通して体感していきます。

 ほとんどの場合ほっとくか、一言いうだけでいいのですが、稀に当事者の一方あるいは両方に強い確執や性格の問題があり、放っておくと問題化するときがあります。
 こんなときは断固介入しますし、双方の親にも話します。

 学校の先生は勉強を教えるだけでなく生徒指導や学習環境を調えることにおいてもプロです。
 問題行動を繰り返す生徒や、その標的になっている生徒のことを知らない訳がありません。

 前述の「いじめ=0件」の理由ですが、各学校と市教委は「なにをもっていじめとするか判断が難しい」といっています。
 難しいなら判断が割れることも偏りがあることも理解できますが、「8年間0件」というのは関係者ことごとく「いじめ」は認めたくないという思いの結果でしょう。

 「つばさ学級」資料の「不登校のタイプ」に@学校生活に起因する型があり、その態様は『嫌がらせをする児童生徒の存在や…、明らかにそれと理解できる…』とありますが嫌がらせをする児童生徒の存在を認めたからこの施設を作り運営しているのではないでしょうか。

 言葉は使う人次第でどうにでも変わりますが事実はひとつで、失った時間は戻ってきません。
 この事件を他山の石として本市の教育行政をより注意深く見ていきたいと思います。  

 
7月12日(木)
 
総務委所管調査
 太宰府市議会総務文教常任員会では市内の小中学校11校とそれ以外の所管施設を1年おきに調査しています。
 今年は3ヶ所を訪問し説明・懇談及び施設見学を行いました。

 午前中は今年4月に開校した大佐野の福岡県立太宰府特別支援学校を訪問し、校長先生から説明を受け、校内を案内していただきました。

 設立の経緯
@福岡都市圈南部には、これまで知的障害又は肢体不自由のある児童生徒を対象とした、義務教育段階から後期中等教育段階までの一貫した特別支援教育を担う学校が設立されていなかった。
Aこのため、特別支援教育を受けるためには、遠方の特別支援学校へ通学する必要があり、この地域への特別支援学校の設立を望む声が非常に高かった。
Bこのような中、整備計画に基づき、知的障害及び肢体不自由に対応した特別支援学校を福岡都市圈南部に新設することとなり、平成20年6月、福岡県立福岡農業高等学校の敷地の一部を活用し設置することが決定した。

 現状と課題
 立志・友愛・自立を校訓に「一人一人の可能性を最大限に伸ばし、光り輝く存在として共に社会を生きぬく力を育成する」ことを教育目標とし、小中学部では教育的ニーズに応じた教育課程、高等部では進路ニーズに応じたコース割を特色とする。
 また福岡農業高校や地域との交流及び連携を図り、訪問教育や地域支援も行っている。
 課題としては今後高等部が増えたときのバス台数、個人で使う用具類の確保、職員を含む給食の対応(現在370で最大400食)などがある。
 委員からは学童保育について質問があり、「場所(自立活動室)は提供するが運営は自治体(4市1町)でと考えている。具体的には全く未定である。」との回答があった。
 

 児童生徒及び職員(5/1現在)

教育部門・学部別児童生徒数
部門/部
A部門(知的障害教育)
B部門(肢体不自由教育)
一般
重複
学級
一般
重複
訪問
学級
小学部
76
16
24
12
中学部
62
13
12
高1
52
190
36
43
21
児童生徒計
247

通学方法
通学バス
自家用車
自転車
徒歩
訪問(在宅)
207
30

自治体別児童生徒数
学部/市町
太宰府
筑紫野
大野城
春日
那珂川
宇美
志免
須惠
他市町
小学部
10
17
14
32
10
10
中学部
11
11
14
20
高等部
10
20
29
35
38
72
16
16
21
12

児童生徒計 247名  職員 130名

福岡県立太宰府特別支援学校 門田直樹

 午後からは太宰府中学校の通級指導教室を視察しました。
 ことばやコミュニケーション等の課題のために学習や生活に困っている子供の姿は様々です。
 通級指導教室は各自の得意な面を生かしながら生き生きとした生活を送ることができるよう援助することを目的とした通級の教室です。

 指導の対象
 ・太宰府市内の中学生で、通常学級に在籍する生徒

 指導形態
 ・教室に来室して指導を受ける「通級制」
 ・他校から通級の場合は保護者による送迎が必要
 ・月〜金の週1回100分程度
 ・1対1の個別指導(必要に応じて個別指導)

 その他
 ・通級に関わる時間は学校の指導時間として扱われる
 ・無償
 ・相談も受け付けている

 スライドを使った説明では、生徒一人一人のニーズに応じて、読み書き、計算など「学習スキル」、コミュニケーションや集団行動など「社会スキル」、「行動・情緒の安定」など、専門的に取り組んでいることがうかがえました。

 最後に太宰府市適応指導教室「つばさ学級」を視察しました。
 場所は坂本の青少年相談センターにあるのですがあまり知られていません。

 目的
 心理的または情緒的等の理由で、登校したくてもできない状態にある児童生徒に対し、様々な活動や体験を通して自立や学校復帰を目指す援助・指導を行う。

 開級日
 毎週月・木・金の週4日間(水曜はチャレンジ登校日)。

 学級費
 毎月1500円(制作活動や調理実習などの材料費として)。

 出席取扱
 通級した日数は原籍校での出席として取り扱う。

平成23年度通級者数(仮入級含む)
H23年度
1学期
2学期
3学期
小学部
11
中学部
11
12
13
36
※延べ人数です
 
不登校のタイプ(文科省による分類)
 @学校生活に起因する型
嫌がらせをする児童生徒の存在や教師との人間関係など、明らかにそれと理解できる学校生活上の影響から登校しない。(できない)
 A遊び・非行型
遊ぶためや非行グループに入ったりして登校し ない。
 B無気力型
学習意欲に乏しく行動も緩|曼で無気力感が強い。 登校刺激をすればしばらくの聞け登校するが長 続きしない。
 C不安などの情緒的混乱型
登校の意思かおり、学校へ行こうとするが不安々 情緒的混乱等により体の不調を訴え登校できな い。
 D意図的な拒否
学校へ行く意義を詰めず、自分の好きな方向を選 んで登校しない。
 E複合型
不登校状態が継続している理由が複合していて いずれが士であるか決めがたい。
 Fその他
上記のいずれにも該当しない。
※つばさ学級では@CFの「学校へいきたくても行けない子」 が多い 。

 始業時をとっくに過ぎて登校している子をたびたび見かけます。
 スクールカウンセラーやソーシャルワーカー、サポートティーチャーと協力し、一人一人の子にとって一番いい対応を考えていただきたいと思います。
 

 
7月10日(火)
 
議会改革特別委員会
 正式には「議会基本条例(議会改革)特別委員会」です。
 議会基本条例の制定が主な目的ですがその前の議会改革に時間がかかっています。

 委員会協議会、視察を含め今回が21回目。
 ようやく議会運営や申し合わせ事項、政務調査費の問題などが一段落し、条例の審議に入ることができました。

 本日は初回でもあり、議会基本条例の理念について各委員がそれぞれ考えを述べました。
 私は、『なぜ条例が必要なのか、太宰府市議会の課題は何なのか、それをまず明らかにするべき。』と述べ、その上で、『二元代表制の一翼を担う地方議会の議会基本条例には、「市民参加」 と「情報公開」を実施するルールが不可欠だが、その仕組みとして、公式な議会報告会や意見交換会、市民が請願について本議会で見解を述べることができること、議員間の自由討議、などについて議論を進めていくべき。』と主張しました。

 他の委員(委員長除く)の意見は概ね二つに分かれ、@問題点の羅列(勉強が足りない、情報公開が足りない…)、形式的な理念の提示(市民に開かれた議会を目指す…)、A今の議会は悪くない(悪いから条例というわけではない)。市は改革が進んでいる。市にあった(?)条例が必要。

 @は、「だからどうしていくべきか?」についてあまり明確な話がなかったのですが、ともかく問題は認識しており、解決には条例が必要と聞こえました。

 問題はAです。今の議会に課題がないのなら条例など必要ありません。
 また本市の行政において改革が進んでいる(??)としても、議会基本条例とは別の話です。

 「市にあった条例」とはどんな条例のことをいっているのでしょう。
  二元代表制において首長と議員に意見のズレがあるのは当然です。
  市長は独任制、議会は合議体ですが、今までこの「ズレ」に対し真摯な議論をせず、首長与党(取り巻き)・首長野党(反体制)として、議会の中で対立をしてきたのが現状です。
 また各地で制定された議会基本条例の一部に問題点も指摘されています。↓

『全国初の議会基本条例が北海道栗山町で誕生して以来、200を超える地方議会で制定されているが、二元代表制で自治を担う意思決定機関としての役割を自覚せず、従来の首長・行政に対するチェック・要望型の思考・行動から脱却できていない議会基本条例もある。・・・旧態依然の首長への要望型の自治制度を想定した議会基本条例は少なくない・・・首長・行政の“おこぼれ(個別議員の利害)”を受け取ることに満足する追認機関が維持される最悪のケー スも想定される。』 
地方議会改革のための議会基本条例「東京財団モデル」より

 個々の議員に直接かかわってくる条例です。最終局面では議会全体でかなり激しい議論になると思います。

※次回は8/6(月)13時から市役所5階。傍聴は自由です。

携帯基地局特別委員会
 前回の小委員会で「小委員会にしては人数が多すぎる」として構成を審議しました。

 結局正副委員長を別に、陶山、渡辺、門田、福広の4名が決定しました。
 廃案となった基地局条例では門田、渡辺→賛成、陶山、福広→反対でした。

 小委員会は議論のたたき台や、調査、案文作成を担うもので決定はあくまで委員会です。
 まずはスリムになって条例制定に向け動きやすくなったと感じています。
 

 
7月8日(日)
 
太宰府の市政を学ぶ会
 太宰府市民塾主宰で毎月第2日曜日にいきいき情報センターで行われ、どなたでも自由に参加できます。

 今回は「自治基本条例に関して」と、6月議会を振り返って「体育館問題とはなんだったのか」について参加者全員で意見交換を行い、私は議決に至るまでの議論について補足説明をし、同時に議員としての所見を述べさせていただきました。

 体育館建設問題と自治基本条例については「太宰府かわら版第14号」に同塾代表幹事の森岡氏の寄稿があります。
 問題の本質を捉えた内容ですので全文引用しました。 是非ご一読ください。↓

行政失策のツケは市民に回ってくる!
 

 
7月7日(土)
 
アンビシャス広場
 第一土曜日は午後から国分アンビシャス広場の見守りボランティアです。
 子供たちは、けんかごま、ブランコ、鉄棒、ボール遊びと休みなく動き回り、遊んでいます。

 私も(記憶があいまいですが)小学校の中ごろまでよく「こま」をしていました。
 当時私たちは「天下ごま」といっており、最上位の「天下」が、「天下が許すへぼちん回せ!」と言うと一番下位にあたる「へぼちん」が回します。
 それをめがけて2番目がこまを打ちつけ、残ったほうにさらに次の番手が襲いかかり最後に残るのが「天下」というわけです。

 広場では「けんかごま」といって、ルールも同じですが、技術はかなり進んでると思います。
 というのも、こま競技のテクニックは、最初にぶつける、起こす、手乗せからぶつける、などありますが、こまが回り続けるようひもでたたく「起こし」や、掌に掬い取ってこまを回す「手乗せ」などは、普通に10分、20分とやりますし、なかには2時間以上の子もいます。

 団体戦を見ていると競技として完成された観がありますが、元々はスポーツが得意でない子でも努力次第で上達するところが「こま競技」のいいところです。小さな子から高学年まできびきびとプレーを引継ぎ、異年齢で協力しながら戦う様は見ていて気持ちがいいものです。

けんかごま団体戦

「けんかごま団体戦」:こま競技普及協会の藤田会長が考案した競技方法で、同人数で二組に分かれ最初の二人は同時に以降は負けた側が参戦し、最後に勝ち残った側の勝ち。詳しくは同協会のホームページをご覧ください。

 
7月4日(水)
 
議会運営委員会
 案件は「議会申し合わせ事項」と「議会基本条例特委からの申し送り事項」についてです。

 まず議会運営にかかる事項のうち本会議の開催で、4日目は一般質問予備日になっているのを予備日ではなく一般質問(の日)とし、5日目を予備日としました。
 これは議長を除く17名のうち毎回14〜15名が質問し、2日間でも時間延長することが多くなってきている現状に合わせるものです。

 また担当部や議会事務局の準備が充分にできるよう質疑や質問の通告時期を前倒しすること、質問原稿を提出することなどについて協議しました。

 通告の前倒しはいいのですが、質問原稿の提出については意見が分かれています。
 個人、代表とも一般質問を行うにあたっては定例会の初めに通告書を議長宛提出します。
 内容は@何について質問するか、A具体的に聞きたいこと、B誰に回答を求めるかで、議員によって簡単な通告もあれば、理由を付した詳細なものもあります。

 議場ではまず議員が登壇し原稿を読み上げる形で質問し、自席(9月から質問席)に戻ります。
 これに対し執行部は通告に基づいて準備した回答を読み上げ第一答とします。
 その回答に対して議員は再質問、再々質問…と進んでいくわけですが、現状では質問原稿を前もって(約1週間)提出することを執行部側が求め、議員もそれに応じています。

 執行部側の理由は「正確な回答を用意するため」としてますが、具体的な数字はともかく質問の主旨は施策の考え方や今後の方針、改善の有無などを聞いているのですから、必ずしも質問原稿が要るとは思えません。
 また通告後に担当部から質問内容の問い合わせがあるのが普通ですが、なければこちらから具体的な数字などはこれとこれを用意してくれと、連絡調整すれば済むことです。

 私も以前は原稿を渡していたのですが、数年前から疑問に感じ応じていません。
 その代り質問通告は具体的な理由と本音(?)で聞きたいことを詳細に記しています。

 結局この件については代表質問の在り方などとともに議会改革特別委員会で再度審議を行うことになりました。

 もうひとつ「登壇」について議論がありました。
 6月議会最終日に一般会計補正予算(第1号)が修正可決された際、市長が自ら登壇し、体育館建設について意見表明をしたことです。

 「議会申し合わせ事項」では、登壇して行うものは次の通りとされています。
   @.提案理由の説明
   A.一般質問(代表・個人)の一括質問
   B.代表質問の第1答の市長答弁
   C.各委員長及び少数意見者が行う報告
   D.請願、意見書の提案説明

 6月21日の本会議における井上市長の登壇はこれらのどこにも該当しません。
 目視した限りでは議長に「いいですよね?」と話しかけられましたが、議長としては判断に迷われたと思います。
 携帯基地局条例に再議を申し立てたときでさえ自席からでしたが、補正予算の1項目について所見を述べるため、申し合わせを無視してまで登壇を強行したことは信じられません。
 意見表明は市長としての記者会見なり、個人サイトを開設するなりして行えばいいと思います。

 議場の秩序は議長の裁量です。市長といえども勝手な行動は許されません。
 この件については改めてルールを確認したうえで、議長に一任しようとなりました。
 

 
7月2日(月)
 
社明運動のぼり立て
  『社会を明るくする運動』をご存じでしょうか。
“社会を明るくする運動”〜犯罪や非行を防止し、立ち直りを支える地域のチカラ〜
 すべての国民が、犯罪や非行の防止と罪を犯した人たちの更生について理解を深め、それぞれの立場において力を合わせ、犯罪のない地域社会を築こうとする全国的な運動で、今年で62回目を迎えます。

 私は保護司になるまで知りませんでしたし、聞いた記憶もありません。
 しかし今年が62回目ということで私が生まれるずっと以前からあったわけです…。
 毎年の運動の結果、社会が明るくなったかどうかは分かりませんが、それぞれの地区の保護司会では、更生保護に対する理解を求め、作文コンクールへの参加呼びかけや街頭啓発などをやってきました。

 太宰府支部ではより実態に即した活動をしようと市内4中学校の協力の下、全校生徒を対象に講演と映写会を行い、「つまづきの分岐点」に留意することと、「だれでも立ち直れる(更生できる)こと」を訴えています。

租税教育
 太宰府市租税教育推進協議会定期総会が市役所4階で行われました。
 私は議会(委員長)からの充て職で議長とともに同協会会員になってます。
 会長は市長、副会長は教育長、以下小中高の学校長、自治協議会、商工会、農協などの会長職や役所の関係部課長が会員です。

 筑紫税務署と市の税務課が事務局で事業報告と事業計画を説明し承認された後、筑紫税務副所長と県税事務所所長の挨拶があり、「国民主権のもとに税はおさめられ、私たちが納税の義務を果たすことによって社会は成り立っている」旨のお話をされました。

 事業としては税に関する小学生のビデオ感想文や高校生の作文を募集し優秀作品を表彰したり、パネル展などを行っています。
 こちらは国税庁ですが法務省の社明運動とどこか似ています…。

 ところで小中高生向けにそれぞれ学習ビデオがあり、「もし税金が無くなったら・・」という内容で、社会のしくみを税が支えていることをアニメで描いています。
 面白い内容ですので一度ご覧ください。国税庁HP ←「税の学習コーナー」から入ってください
 

 
7月1日(日)
 
公共施設の予約
 定期練習のため小学校の体育館を借りているのですが、太宰府小学校校舎の全面改修のため体育館が物置代わりとなり、しばらく使えません。

 定期利用団体は2か月前から申請が可能で、一般団体は前月からですので、優先的に場所の確保ができます。
 しかし他の場所を使うなら一般団体と同じで利用月の前月1日からの受付です。

 昔は申請書を持って学校に行き、長い時間待って学校長の副申(了解)をもらい、それを社会教育課(当時)に持って行き、決裁を受けて窓口で使用料を払うといった手続きでした。

 今は大変便利になって市のホームページから簡単に予約ができます。
 ただ便利さに慣れてうっかり申請を忘れると、たちまち他の団体に場所・時間をとられてしまいます。当たり前ではありますが…。

 ところでネット予約についてはキャンセル時の使用料返金の問題があります。
 キャンセルは、@団体の自己都合で行うもの、A風雪・降雨など自然条件によるもの、B市や学校の事由によるものがあります。
 @は1週間前なら、ABは無条件に(支払済みの)使用料は還付されます。

 問題は@で、とりあえずネットで多くの場所・時間を押さえておいて窓口で使用料を払い、必要なくなればまとめてキャンセルする団体(者)がいます。
 この場合も(1週間前なら)全額還付しており、指定の振込先に使用料の全額を振り込み、振込手数料は市または指定管理者の負担というのが現状です。

 使わないのだから前納の使用料を返金するというのは分かるのですが、自己都合のキャンセルに対して振込手数料まで税金(指定管理料も元は税金です!)で負担するというのは納得できません。

 対策として、施設側の理由によるもの以外は、@返金分と相殺して還付する、A年度末に一括して還付する、B次回の使用料に充当する、C窓口での現金還付を原則とする、などが考えられます。

 市は以前予約システムの更新時になんらかの方法を考えたいといってましたが、その後進展はないようですので、改めて対応を確認します。  


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