総務委視察A
二日目は札幌市立資生館小学校(都心部子ども関連複合施設)に伺いました。
資生館小学校は、都心部人口の空洞化により児童数の少なくなった、4つの小学校を統合し平成16年に建てられました。
都心部という立地条件を生かし、保育所や子育て支援センター、ミニ児童会館を一体化した複合施設です。また太陽光発電や、グラウンドの全面芝生化など、環境にも配慮しています。
子育て支援総合センターは0才から就学前の子供を持つ子育て家庭やボランティアなどが交流できる場で、子育てに関する相談を受けたり、さまざまな講座や絵本の読み聞かせを行ったり、情報誌や子育てガイドの発行もしています。
グラウンドの芝生は運動だけではなく様々に役立っているようです。年間の維持費も思ったより少なく、本市でも検討してはと考えます。気候が違うので難しいかもしれませんが・・
次に苫小牧市へ伺いスクールソーシャルワーカー(SSW)について視察・研修を行いました。
SSWとは子供たちが日々の生活の中で出会ういろいろな困難を、子供の側に立って解決するためのサポートシステムで、教育や社会福祉に関する専門的な知識や技術を有し、問題を抱えた児童・生徒に対し環境への働きかけや関係機関等とのネットワークの構築など、多様な支援方法を用いて課題解決への対応を図るスペシャリストです。
SSWの配置及び勤務形態については、スーパーバイザー1名(元児童相談員)が週4日勤務、学校担当(元教員他)が5名で年間130日勤務、不登校担当(カウンセラー)が1名で年間130日勤務、カウンセリング担当(精神保健福祉士)1名で年間130日勤務と説明を受けました。
同市ではSSWと関係機関の連携によるトータルサポートプラン(対策実践事業)の実施により、児童生徒数の2%程あった不登校事例が大幅に改善されたとのことです。