太宰府市議会議員
Kadota Naoki
門田 直樹
 
平成24年4月
 
4月29日(日)
 

二日市温泉藤まつり
 午後から家族で天拝山麓の藤祭りに行きました。

 中学2年までこの近く(大坪)に住んでいて年中遊んでいたので、とてもなつかしく感じます。
 ただ武蔵寺の「長者の藤」は昔に比べ少し小さくなったような気がしました。


 
4月27日(金)
 

保護司会研修会・総会
 保護司になって9年目です。
 保護司会は研修会や情報交換会などの出事が多いのですが、議会関係の日程と重なり出席できないこともしばしばです。

 今日は地元での定例研修&総会開催ということもあり朝から会場の準備などにかかわりました。

 研修会では福岡保護観察所の主任官が(保護観察対象者の)「転居・旅行手続きと所在調査」について話をされました。

 所在不明となった対象者が再犯や再非行に陥ってしまったり、一部ですが重大な犯罪を犯し報道されることもあります。

 保護観察対象者は保護観察期間中に転居・旅行をするときは、あらかじめ保護観察所長の許可を受けると定められています。
  しかし実際には対象者の認識不足や生活基盤がぜい弱ゆえの止むを得ない突然の転居など、様々な理由から転居や旅行の手続が適切に行われず保護観察に空白が生じることがあります。
  今回は保護観察の空白や所在不明の防止に対する意識を高め、より適切で確実な保護観察を実施することを目的に研修しました。

 保護司法に基づき法務大臣から委嘱を受けた非常勤の国家公務員(実質的には民間のボランティア)です。 保護観察官と協力して保護観察や生活環境調整、犯罪予防活動に従事し、犯罪や非行をした人が再び過ちを犯すことなく早期に更生できるように手助けするとともに、犯罪・非行の予防を図る活動を行っています。
 

 
4月24日(火)
 

携帯基地局特委の協議会
 正式には「携帯電話中継基地局調査研究特別委員会」の第1回協議会です。

 もういちど振り返ると、請願の採択→市民から要望書→研究会の発足→条例案の議員発議→市長の再議申立て→特委で再可決→3月定例会で3分の2に1名足りず、廃案になりました。
経緯を議会報告にまとめてますのでご覧ください。

 今日の案件は「今後の日程と進め方について」です。
日程については「ゼロベース」で慎重に(ゆっくりと?)審議していこうという意見もありましたが、その間にも携帯基地局は何の説明もないまま学校や病院の近く、住宅街の中に建てられていきます。

 条例は再議により廃案となりましたが、私は、
@ 「議会の意思」として条例が必要であると示された(議決した)こと。
A 論点は「市の実施方針で十分」か「条例が必要」かであること。
等により議論の土台はできており、少なくとも月に1〜2回の開催をし、早期に結論すべきと主張しました。

 また「ゼロベース」の意味ですが、条例案に反対した議員からは「議論は白紙」との声が上がってきており、市長の意に沿い「市の実施方針」を柱に進めていきたいとの思惑が見えています。

 私は「ゼロベース」とはあらゆる可能性を排除しないという立場のことで、すでに積み上げてきた議論の中身を精査し、より現実的な答えを出して行こう、ということだと思います。

 聞くところでは「実施方針」を「要項」に格上げ(?)してお茶を濁そうとする動きがあるようですが、実効性や請願への対応など厳しく審議していきます。

要項:条例や規則の下位にあたるもので、行政側は従う義務があるが、事業者等に対する法的拘束力は弱い。廃案となった条例案では事業者に情報公開を求めているだけです。

住宅地の中に建つ基地局↓

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総合体育館特委の協議会
 正式には「総合体育館建設問題特別委員会」の第1回協議会です。

 携帯特委と同様に「今後の日程と進め方について」議論しました。
まず幹事会あるいは作業部会的なものとして、各会派から1名ずつと正副委員長で「小委員会」をつくり、たたき台の提案や参考人の招致などについて予備審査していくこととしました。

 第2回委員会を5月8日に行いますので、その時に執行部から今日までの経過説明を行うよう求めます。
 

 
4月21日(土)
 

太宰府市婦人会総会
 今日は来賓として出席です。
 太宰府市婦人会の野島輝美会長は同じ国分の住人ということもあり以前からよく知っており、何かとご指導をいただいております。

 ウィキペディア(Webの百科事典)によると、「婦人会とは、成人女性の修養・趣味・社会活動などを目的として結成された団体である・・」等の説明があります。
幼少のころ「婦人会」という言葉を耳にした記憶がありますから母が入っていたのかもしれません。

 ところで、よくボランティアあるいはボランティア団体という言葉を使いますが、「婦人会」はボランティア団体かというと、それより「奉仕団体」あるいは「生涯学習団体」といったほうがいいように思います。

 ボランティアの定義はさておき欧米のそれを支えるのは信仰であると聞いた記憶があります。
「己のごとく(敵も含めて)人を愛せよ」といのが神の教えですから、ちょっとした助け合いから命を懸けた犠牲的行為までボランティアといえるのかもしれません。

 しかし日本は歴史も文化も違います。 私はいまだにボランティアという言葉になんとなく違和感があります。(といいながらしょっちゅう使います…)

 どこの国も民族もそうでしょうが日本にも(政治は別として)古来から様々な相互扶助の考えや伝統があります。
言葉でいえば「奉仕」、「貢献」、「恩返し」などでしょうか。

 「ベースボール」が「野球」になって定着・普及したように「ボランティア」も日本的な発展をしていくことが望まれます。
 

 
4月20日(金)
 

市の補助金等交付団体
 4月17日の外郭団体の説明で一部記載しましたが、中途半端かと思い全体を紹介します。
内容は補助金、助成金、負担金ですが、全額が市の手出しという訳ではありません。

平成24年度補助金等一覧

※交付団体ごとに合算しています


 
4月19日(木)
 

第4回太宰府市まちづくり市民会議
 幹事会の役割と構成、幹事会の決定についてです。 

配付資料に事務局(=太宰府市)の考えが記載されていました。
市民会議の基本的位置づけ
市民会議は、自治の基本となる自治基本条例に盛り込むべき意見を出し会う場。 
市民会議で出された意見をもとに審議会が審議する。
市民会議は、自治基本条例の意味を多くの市民で共有する場。
幹事会の議論の経緯
他都市の事例から見ると、会議で出た意見を集約し、整理していく作業は、事務局が担う。
太宰府市はその行程に市民が加わることで、作業の透明性が図れると考え、幹事会を作ることになった。
幹事会は市民会議メンバーから構成される。
現在幹事会を決めるために、役割と構成、人数を議論してもらい、途中段階である。

 最初に「意見を出し合う場」と掲げたのは「意見の集約即ち議論は不要」と言いたいのでしょう。
しかし「会議」と名がつく以上は形だけでない議論が求められます。ただ単に意見を並べて、そのまま審議会に上げるだけなら何のために何度もこの「会議」を行うのか説明がつきません。
市民会議の位置づけが市の言う通りなら、幹事会も必要ないでしょう。
 市が考えている「意見の集約」は類似意見をまとめて清書するといった程度で、住民参加の仕組みを提案したり執行部や議会に関する規程の考案など、直接条例にかかるような議論は認めないということです。
 たしかに条例の具体的内容を審議し市に答申するのは審議会ですが、市民会議が抽象的な文言だけでなく、より具体的な内容を提示できるのなら審議会はそれを最大限に尊重すべきです。

 ともかく今回10名(内女性2名)の幹事が選任されました。
 今後は幹事会を中心に議論が進んでいくでしょう。
 

 
4月17日(火)
 

議会運営委員会
 議会基本条例(議会改革)特別委員会から申し送った事項について審議しました。

検討事項
結果
@
 本会議一般質問の際の発言席の設置
 試行する
A
 議員協議会(全員協議会)の公開
 審議継続
B
 催事などにおける議員の名札の着用
 しない
C
 各種審議会への議員の参加
 審議継続
D
 議会運営委員会委員の選出方法(会派人数の考慮)
 審議継続
E
 傍聴音への資料などの配布(議案書・当日配布資料・予算書・決算書)
 事務局が対応する
F
 本会議・委員会などにおいて暫時休憩する場合、その理由と休憩時間の明確化
 各長が判断する
G
 市の外郭団体等の委員について
 審議継続

説明です。
 @ 本会議一般質問の際の発言席の設置
 本会議場では議員側には議席番号順に自席があり、一般質問の再質問(細かいやりとり)はここで行います。
代表質問にしろ個人質問にしろ、見た感じでは一人の議員が単に自分の意見を言ってるようにも見えます。(そうなのですが…)

 ただ議員の考えや立場は様々ですが、その議員の質問に対する執行部の回答は議会全体が(認識を)共有します。

 であれば、どの議員のどんな質問であれ、議場中央の質問席から常に議会の代表として発言するのが望ましいと私は考えます。
また質問には多くの資料を持ち込むことが多いのですが、現状では机上のスペースがあまりなくて困ることがしばしばです。

 議員定数(条例)が減ったことで席は余裕があり、議席がずれるだけで、新たな設置や改修といったことがなく費用がかかりません。

 略図をご覧ください。数字は議席番号(※)です。


(※)当選回数が多いほど大きい番号で、同数のときはくじ引き。私は13番です。
 

 A 議員協議会(全員協議会)の公開
 本会議と各委員会は公開が原則ですが、議員協議会、委員会協議会、全員協議会など「協議会」とつくものは原則非公開です。

 議員協議会や委員会協議会は日程の調整や庶務的な案件の話し合いなどが多く、傍聴してもあまり意味が無いような気がしますが、もし傍聴の申し出があれば議長や委員長が判断して許可します。

 ただ議員協議会と全員協議会では執行部からの報告案件があります。
報道が先で説明が後ということも稀にはありますが、通常は議会は一般市民に先んじて市から説明を受けます。
 中には公表を急ぐべきでないとされるもの(土地の買収など)もありますが、大方は関係者の間では周知の事実であり、やはり市民の知る権利が優先されるべきと思います。
 また私たち議員はこれらの情報についての市民からの問い合わせや自らの情報発信において、市執行部との信頼関係を維持、考慮しながらも最大限の情報提供をすべきだと考えます。

 問題は非公開(=密室)の協議会(主に全協)が実質的に「根回し」の場として使われ、議会もそれを受け入れてきたことです。

 前にも書きましたが「根回し」が全ていけないというわけではありません。
案件によっては市と議会がより密接に情報を共有し、できる限り一致した考えを持つことが望ましい場合があります。

 しかし中には市民の関心が高い事案や予算審議における個々の項目について、経緯をあらかじめ説明し、前もって(有力議員を中心に)暗黙の了解を得、委員会審議や本会議での質問を抑え込もうという意図が感じられることも過去にはありました。

 私自身、新人のとき全員協議会で「保育所の民間移譲に関する経緯と市の方針」について説明を受けましたが、「非公開の場で我々(議会)が聞いて納得しても記録には残らないし、市民は知りようがない。」と考え一般質問で採り上げました。
この件では後日非公式の場で市の幹部から「分かっていない」と強く非難された経験があります。

 こういった内部調整的会合の公開・非公開は難しいものがあります。
携帯基地局特別委員会でもそうでしたが、公開の委員会では黙り通した反対議員も、非公開で記録もされない協議会では重い口を開きました。
同様に市執行部も公開となれば肝心の情報を伝えなくなるかもしれません。

 結局この案件は結論が出ないままペンディング(保留?先送り?)となりました。
 

 B 催事などにおける議員の名札の着用
 検討しましたが必要ないとの結論です。
 
 C 各種審議会への議員の参加
 私が1期目の平成15年より以前は各種審議会に議会から委員が出ていました。
審議会は市の付随機関であり、委員の人選は市が行いますので、議会が出る出ないと言っても仕方ない部分があります。

 しかしこの人選を巡っては、一般的に行政機関の人脈など恣意的な要素で委員が決定されることがあり、初めから議論の行方が決まっている場合も少なくないという指摘があります。

 議員は市の事情に詳しく、予算等の知識もありますから事を望む方向へ進めようとする側からすれば、あまりいて欲しくないかもしれません。

 ともあれこの件は、太宰府市における審議会の人選、開催状況など資料を揃えて検討していくことになりました。
 

 D 議会運営委員会委員の選出方法(会派人数の考慮)
 継続ばかりですがこれも審議を継続していくことになりました。

 本市議会の議会運営委員会のメンバーは、会派の代表と各常任委員会委員長に正副議長をオブザーバとして加えたものです。

 議運での決定事項は議員活動と密接に関わっています。またその意見の集約、合意形成は「会派持ち帰り」によることが多く、会派代表者会議と合わせ市民には分かりにくいと思います。

 今回の議論は「会派の人数に応じて選出すべき」というものですが、私は「選出は一人(代表)だけでよい。それより特別委員会の委員長を入れるべきだ」と主張しました。
 

 E 傍聴音への資料などの配布(議案書・当日配布資料・予算書・決算書)
 委員と同じ資料を用意しており、現状の対応で問題は起こっていないとの説明を受け、議会事務局に一任することに。
 
 F 本会議・委員会などにおいて暫時休憩する場合、その理由と休憩時間の明確化
 議会(委員会)を傍聴された方なら、議長や委員長が「暫時休憩します!」といったっきり議員(委員)が皆いなくなり、いつになったら再開するのかも分からず憤慨されたことがあるかもしれません。

 何をしているかというと密室(別室)で議論をしているのです。
あるいは会派代表者会議を開き「数の力」で先に結論を出しているのです。

 密室で話し合うのは「聞かれてはマズイ」こともあるでしょうが、要は聞くに堪えないレベルの議論だからです。もちろん記録も残されません。

 しかし「数の力」が悪い訳ではありません。 議会(民主主義)は最終的に数で決まります。

 ただ、密室で長時間かけて結論を出し、市民(傍聴者)がいる議会(委員会)では再開するやいなや「異議なし・質疑なし」で何の議論もなされぬまま終わることは、茶番であり有権者を愚弄しています。

 私は今期から総務常任委員会の委員長を拝命しました。
また予算・決算特別委員会の委員長も務めることになります。
委員会の審議においては以下の点に留意します。

本来の休憩ではない目的で「暫時休憩」する場合、その理由と再開予定時刻を明言し、再開後は結果の概要を傍聴者に伝えます。
上の「目的」とは、資料の準備、事実の確認、説明者の呼び出しなどの外、議員間の意見の調整や執行部との協議等のことです。
議員間の意見調整や自由意見による議論は極力場を変えずそのまま委員会室で行います。
審議を遅延させるような休憩の要求(不規則発言)は認めず、動議として表決を採る。

 常任委員会は総務文教の外に建設経済と環境厚生があり、それぞれの委員長にも賛同を求めましたが、合意は得られませんでした。

 G 市の外郭団体等の委員について
 冒頭から「外郭団体とは何か」でもめました。

 一般的には、行政とは別組織ながら人事、予算で深いつながりがあり、行政の補完的な業務を行い、出資や補助金を受けている団体のことです。

 太宰府市が補助金等を出している団体は平成24年の資料によるとで59団体で総額は約2億7300万円です。
金額が大きいもの(1千万円以上)を挙げると、

単位:万円
順位
交付団体名
予算額
 (社福)太宰府市社会福祉協議会
6,982
 校区自治協議会及び各区自治会
5,951
 (財)太宰府市文化スポーツ振興財団
2,455
 (財)古都大宰府保存協会
2,236
 (社)太宰府市シルバー人材センター
1,618
 太宰府市商工会
1,300

 補助金の最少額は「筑紫地区農村女性ビジョン推進会議」の2万円です。
ここから7,000万円の社協までひとくくりに「外郭団体」といってもピンときません。

 線引きが難しいのですが、私の考えとしては、
 @市の補助金等がその財政基盤に主要な位置を占め、かつ多額(千万超)である。
 Aまた市のOBが要職に就いたり、職員を派遣(兼務)するなど市と人事面のつながりが深い。
というのが「外郭団体」で、それ以外は単なる「(被)補助団体」ではないかと考えています。
 また上の表の「各自治会」は該当しないと思います。

 つぎに「外郭団体」にしろ「補助団体」にしろ議員がその会長や理事長など責任のある役職に就くことの是非を議論しました。

 法人格を持つ「外郭団体」ではまず考えられませんが、「補助団体」には多くの議員が何らかの関与をしており、役員をしている人もいるようです。私も体育協会の役員をしています。

 ただ私を含め皆ボランティアで報酬はありません。ほとんどの場合、議員になる前から関わっていて今も続いている状況です。

 結局この問題には議会の「申し合わせ」やその遵守を求める規則や要綱でなく、きちんとした条例(議会基本条例)を制定することが必要であり、またその議論の過程で、あるべき姿や議員の意思も決まっていくと私は考えています。
 


 
4月15日(日)
 

法事
 妻の祖父(99歳で逝去)の一周忌の法要のため土日で鹿児島
にいきました。

 宿は城山公園の麓にあり正面には桜島が見えます。
朝食の後、出発前に家族で城山に登りました。
 大人の足で20分程度ですが子供は何かを見つけてあちこちに入り込み結局出発が遅れました。

 ずいぶん昔で20歳頃だったと思いますが、「城山」という題の詩吟で拳法の型を披露したことがあります。
趣向吟というもので、出だしが「孤軍奮闘〜囲みを破って還る…」でした。 福大の吟道部にいた先輩に頼まれたのですが、今どうしておられるのかとても懐かしく思います。

 展望台から下る途中少し回り道をして鶴丸城跡北側にある薩摩義士碑をお参りしました。
司馬遼太郎の著書にあって、幕府の命により薩摩藩が大変困難な治水工事(木曽川他?)を行い、多くの犠牲者と莫大な支出により1年余りで成し遂げたというものです。
出費の責任をとって自刃した家老が碑の頂上に祀られています。
  本当に信頼できる上司だからこそ多くの若者が身命をなげうって働いたのでしょう。



 
4月13日(金)
 
総合体育館建設問題
 場所、形態、建設費用と償還見込み、毎年の維持費など、市執行部からの説明が決定的に不足しています。

 このような状況下で実施設計まで認めるわけにはいかないと、3月の予算特別委員会では平成24年度当初予算案の体育館建設関連費を減額修正しました→2月29日  3月14日 3月19日

 この件につき修正案に賛成した議員で、市民に概要をお知らせするためチラシを作成しました。→ PDF

 分担してできるだけ各戸毎に投函していますが、配布漏れがありましたら申し訳ありません。  

 
4月12日(木)
 
携帯電話とPHS
 私は別に携帯電話のことや電磁波について特段詳しいわけではありません。
 理解の程度はごく一般的、つまり利用はするし種類があることも知っているけど、数式や分厚い資料で説明されても何のことか分からないレベルということです。

 ではなぜこの件にしつこく取り組んでいるかというと、議員として、一市民として看過できない問題が目の前にあるからです。↓

問題点
説明・補足
 携帯電話からの電磁波が気になるなら、「持たない」か「電源を切れ」ばいいが、基地局からの電磁波はいやおうなしにサービスエリア内の全ての人に降りかかる。

 本人が望むと望まないとにかかわらず影響を受けるということです。
電磁波は見えない聞こえない、もちろんにおいもありません。

 騒音などであれば不快感を共有できるし、体調との因果関係も説明しやすいと思います。

  しかし電磁波過敏症に代表される体調の異常は、時間がたって出てくるもので、なかなか周りにも理解してもらえず、悩みを抱え込むことが多いといいます。

 基地局の近くでは遠方よりも強い電磁波を365日24時間被爆することになる。

 特に利用者が多い場所や時間帯ではその影響もより大きくなる。

 基地局は自分の場所を移動局(携帯電話)に知らせるため「常時弱い電波を発信」しているそうです。
注意していただきたいのは「だから基地局の電波は弱い」のではないということです。

  誰かが携帯電話を使えばそれに応じた電磁波を発し、利用者が増えればそれだけ全体の出力は大きくなるのです。

 基地局の建設に関し、実際にいくつものトラブルが起きている。
 太宰府市では少なくとも、東小学校、水城小学校、青葉台、長浦台、国分で問題が起きています。

 健康不安に関しては何ら解決しておらず、東小では保護者有志が寄付を集めて電磁波防護シールドの貼付を計画しています。

 トラブルに対し行政(太宰府市)が無策である。

 市は「実施方針」を定めたというが、全く役に立っていないし、適用したという話も聞いていません。

  議会答弁や新聞報道などで市(市長)の考えは明白で、「基地局が建たなくなるので事前説明はすべきでない」というものです。

 すくなくとも学校や保育所、幼稚園の近くは配慮すべきと思うが現実には野放しである。
 請願や署名運動の原点は児童生徒を電磁波被害から守ることですが、請願採択後も市はこの点を無視しています。
 電磁波が人体に与える影響については十分に解明されていないが、有害・無害それぞれの立場から、今後の研究が必要とされている。
 年内にWHOの発表がある予定ですが、電磁波過敏症という病気が存在することは携帯事業者も認めています。
 人体への害が判明してからでは遅いのであって、疑いがあるものは予防的見地から対策を講じるべき。
 予防原則のことですが、特に成長期の子供たちに害があってはなりません。

 新聞報道によると、携帯電話の電磁波の健康影響について調べた総務省の「生体電磁環境研究推進委員会」の委員長が携帯電話事業者から多額の寄付を受け取っていた、とのことである。

  同氏は「健康に悪影響を及ぼす確固たる証拠は認められない」との報告書をまとめており、これが国や自治体が電磁波の影響を認めない論拠となっている。

 「確固たる証拠はない」という言葉は本市でも市長、担当部長の答弁に何回も出てきました。

  この人は記事の中で「委員会での発言と寄付は関係ない」と言ってますが信用できるはずがありません。

 とりあえず思いつくことを並べてみました。

 ところで表題の携帯とPHSですが、基地局、電磁波それぞれを比べてみると、携帯電話の基地局は強い電波で広いエリア(数キロm)をカバーし、PHSの基地局は弱い電波で100〜500m程度に供用しているようです。
条例案では携帯とPHSを同列にしていましたが分けて考えるべきかもしれません。

 これからの話ですが、もし業者にとって携帯基地局が建てにくくなっていった場合、1本で多く(広域)をまかなうために、勢い電磁波を強力なものにするでしょう

 4月3日に書いた例(水城小)では、基地局と学校の距離は大きいところで120m、小さい(近い)ところで30mです。

 数キロ先の利用者に供する電磁波が、この距離の子供たちにとって強すぎることは簡単に想像できます。

作ろう会会報
2月号の私の意見に関して市民の投稿が掲載されています。
「市民会議」に対する見解も注目です。
 ぜひご覧ください → PDF
 
 
4月11日(水)
 
小学校の入学式
 国分小学校の入学式に出席しました。
朝からあいにくの雨でしたが新入生はみな元気いっぱいでした。

 おもしろかったのは新任の校長先生( 一見怖そうですが…)が挨拶の時に自らミニ人形劇をされたことです。
「橋の上のオオカミ」という題で、人にいじわるをするよりも親切にしたほうが自分も周りも幸せになれるといった内容です。
子供たちもとても喜んでちゃんと聞いていました。

 教育、特に義務教育は、教えを授けるというより、教える側が習う側に寄り添って理解を促す努力が求められます。
ひとり一人違う個性の子供たちに接し導いていくことは想像を超える大変さだと思いますが、先生たちのご活躍に期待します。

防犯パトロール
 午後から青パトによる防犯パトロールに出ました。
 約12名のボランティアが分担して国分小校区を回っています。

 空き巣、車上狙い、不審者の出没などの事例を聞いていますので巡回する方も力が入ります。
途中防犯の幟を修復したりしながら、自治会評議員の方たちと危険な場所や課題について話し合いました。

右が門田、左は評議員の松岡さん、シャターは同じく森さんです

 
4月10日(火)
 
中学校の入学式
 学業院中学校の入学式に出席しました。地元ですから知ってる子も何人かいて「おめでとう!がんばれよ!」とつい声をかけたくなりました。

 男子139名、女子106名、計245名と男女のバランスが気になりますが、これから3年間、校訓にあるように「生き生きとした幸せな人」になれるようしっかり基本を学んでほしいと思います。

 
4月9日(月)
 
議会基本条例(議会改革)特別委員会
 予決算や総務文教委は別として、各種委員会はふつう2時間くらいで終わることが多いと思います。

 ところが議会改革特委(略)はほぼ毎回終日行います。というよりどれぐらい時間がかかるかやってみないと分からないのです。

 今日は「太宰府市議会委員会条例」と「議会申し合わせ事項」について審議しました。

 「委員会条例」は設置、名称、定員、所管や表決のしかたなどについて規定しているもので、今回は特に公聴会や公述人、参考人に関して確認し議論をしました。

 「議会申し合わせ事項」とは法律、条令、規則等に定めがない事項について議員間で取り決めた約束のことで、@議会運営に係る事項、A選挙運動に係る事項、B政務調査費に関する事項(使途基準の内容)に分けられます。
 内容についてはこまごましたものですが、いくつかは議員全員に確認の上合意が必要として議員協議会と議運で話し合うことになりました。

30周年の記念品
 面白いものを見つけました。
 昨日あった記念式典の来場者記念品ですが、小さな「木うそ」のマスコットが付いたストラップです。

 よく見ると携帯電話を描いた青いシールが貼られています。
記念品は1000以上あるはずだから、わざわざ張ったのならご苦労なことです。

 「ストラップ」はデジカメなど小型の機器類に取り付けたり、キーホルダーや単にアクセサリーとして使うこともあります。
別に携帯電話専用と決まった品物ではありません。

 結局なにが言いたいのでしょう? 

 
4月8日(
 
市政30周年記念式典
 中央公民館で午前中に姉妹都市の調印式、午後から市制施行30周年の記念式典が行われました。

 太宰府町(川辺町長当時)は昭和53年に韓国の扶餘邑(ぷよゆう)と姉妹都市の盟約を結びましたが、それを発展的に扶餘郡との間に姉妹都市継承協定を締結するものです。

 調印式および記念式典には韓国側から扶餘郡守をはじめ多くの方々、また近隣市町はもちろん県内の多くの首長(市長・町長)が出席されたいへん賑やかなもので、まさに市長の晴れ舞台といった感じでした。

 ただ少し残念だったのは井上市長のご挨拶が原稿の読み上げに終わったことです。
大変長い内容でしたが、職員として市長として市政に関わってこられた思いがたくさん込められているのだと思います。
だとすればなおさら、簡単でいいからご自分の言葉で直接に話していただきたかったと思うのは私だけでしょうか。

 対照的に天満宮の西高辻宮司や奈良市の仲川市長のお話は分かりやすく、心を打つものがありました。 

 
4月7日(土)
 
国分アンビシャス広場
 第一土曜は午後から広場で見守りボランティアの当番です。

 いつもたくさんの子供たちが、けんかごまやボール遊びに興じています。
ボランティアといっても、たまに危ないなと感じたときに声をかけるだけで、あとはほんとにただ見守るだけです。

 広場も始まって10年を超えました。あのときの子供たちがもう成人しているのかと思うと感慨深いものがあります。

 今日は広島から「こま」に興味があるという方が見学に来られてました。
 『和ごま競技普及協会』のホームページ(私が作ってます!)を見たとのことで、ちょっとうれしくなりました。


 

 
4月5日(木)
 

芥屋の大門
 長男の春休みも終わりに近づき「どこかへいきたい!」というので家族で糸島市の芥屋の大門(けやのおおと)に行きました。

 息子は遊覧船に乗るんだと前の晩からはしゃいでいましたが、残念なことに強風で欠航のため岬一帯を散策しました。

 糸島は風光明媚で気持ちいいところです。
帰りに寄る道の駅(?)では肉・魚・野菜等のそれぞれに個性がありいつも楽しみです。
 また洋風・和風のおしゃれな店舗が多くて感心しています。

 太宰府も個々にはすばらしい産物や店舗がありますが、まとまりに欠けるような気がします。

 
4月3日(火)
 
水城小学校周辺の携帯基地局
 水城小学校の近くに基地局が2つあります。
ひとつは関屋交差点向かいにあるビルの上で、もう一つは校舎裏側の道を挟んだマンションの屋上です。

 交差点側の基地局は校門まで37m、教室まで120mで、校舎裏マンションに建つ基地局は教室まで60m、斜め下の学童保育所まで30m、近くの幼稚園まで60mです。

 平成22年12月議会で採択(可決)された請願の要旨は条例の制定と学校(児童関連施設)への配慮です。
しかしながら太宰府市においては「業者は国の基準を守っており、配慮(規制)は必要ない」という井上市長の考えから何ら有効な対策がとられていません。

 事前説明を求める紛争防止条例案も市長の再議(拒否権)とそれに従う一部の議員により廃案となりました。
再び特別委員会を設けこの問題を審議していくことになってはいますが、この間にも何の説明もないまま、あるいは学校や病院の近くであろうが構わずに基地局は建てられ続けます。

 今日この問題を心配されておられる水城小の保護者と地元の保育関係の方にお会いしました。
お二人とも電磁波の影響をとても心配しておられ、私からは本市の状況と基地局関連裁判など今後の動向、同席された笠利氏は太宰府東小学校の経緯と電磁波防護シールドの件などお話ししました。
 ビル・マンション上の基地局については、鉄塔やコン柱よりも目立たずに、いつの間にかできてしまうようです。
なかなか妙案はないのですが分譲マンションの場合は管理組合の意思で決まるので住民(入居者)の方々にお願いを続けてご理解いただく、一般のビルや賃貸マンション(※管理組合もですが)ならオーナーに直接訴えるしかないでしょう。 

 
4月2日(月)
 
職員の異動
 4月1日付で人事異動がありました。
 新規採用13名、部長昇格2名、課長昇格8名です。

 議会事務局には田中局長の定年退職にともない斎藤教育部長が局長として着任されます。
斉藤氏は教育部の前は建設部長、その前は文化財課長でした。
太宰府市議会はこれから市政全般にわたりそのチェック機能を強化するとともに提案能力を高めてゆかねばなりません。強力な支援を期待します。 

 退任される田中氏は20年以上前、当時の社会教育課におられた時からの知り合いで、体協関係で大変お世話になりました。
 また昨年末からの条例提案、再議、当初予算の修正と続いたできごとはどれも本市にとって初めての事態であり、大変ご苦労されたと思います。同時に議会にとっては強い支えとなり深く感謝しています。本当にご苦労様でした。

 
 

 

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