太宰府市議会議員
Kadota Naoki
門田 直樹
市議会ブログ&雑記
平成25年
 
12月30日(月)
 
一年を振り返って
 今年もあと二日です。平成の御代は四半世紀を過ぎようとしています。

 市政と議会の一年を振り返ってみるといろいろなことがありましたが、体育館建設問題をはじめ多くは問題を抱えたまま年越しです。

 一方で地方議会の役割と課題については議論が進みました。
 二元代表制の一方として行政に対するチェック機能だけでなく、積極的に政策の提言・立案を行っていくことを確認しました。

 私たちの任期も残すところ約1年です。市民の付託に応えられるよう、来年も全力で取り組んでまいります。

 
12月22日(日)
 
夜須高原記念の森
 議会(定例会)も終ったので久々の公園めぐりです。
 たまには遠くへ連れて行けというので
県立夜須高原記念の森公園まで車を走らせました。

 夏の合宿で来たときは猛暑の中でしたが今日は一面の銀世界です。
 まさか雪とは思ってなかったので子供は草履ばきでしたが、元気よく遊んでいました。
 ただ車はノーマルタイヤでチェーンもなく、だいぶスリップしました。怖かった…

↑ 子供達に人気の「大恐竜ヤスゴン」
まって〜
とても長いゴロゴロ滑り
ヤスゴンの頭部
 
12月20日(金)
 
教師の盗撮疑惑
 報道によると容疑者の教諭(37歳は福岡県教育委員会の調査に対し容疑を認め教育委員会は19日付けで懲戒免職の処分にしたとのことです。
 昨日市から連絡があり、また17日の議会全員協議会でも説明を聞いていましたが残念です。
   
 
12月19日(木)
 
執行部と議員との情報交換会
 毎年、12月定例会と3月定例会の最終日に議会と執行部で飲み会をします。
 「情報交換会」と称していますが、互いに労をねぎらい、親しく語り合う場でもあります。
 私が議員になりたての頃、12月は一年間お世話になったということで議会が宴を組み、3月は予算を通していただいたお礼に執行部が場を設けるのだ、と先輩議員から聞きました。
 自分たちの
財布で飲むのですからその点は問題ないのですが、この話は今でも疑問です。

 ところで、一昨日の「情報交換会」で盛り上がっていた最中、このホームページの記述に対し市長側から事実と違うと指摘がありました。
 「クレームではありませんが、」と断った上で、「太宰府市民政庁祭りの夜、議員(門田)と出会ったのは事実だが、時間は10時頃で、祭りでやるべきことは終えていた。」というものです。

 当夜私は自治会の役員会に出ていて、終わったのが午後7時です。
 それから数人ですぐ近くの店に行き食事(1時間くらい?)して、さらに徒歩5分ほどの焼鳥屋へ行く途中にバッタリ出会ったのです。ですから遅くとも8時半と思います。
 ただ時間については30〜40分の間違いがあるかもしれません。今となっては確かめようがないのですが、ぎりぎりで9時でしょうか。

 「やるべきことは終えていた」とおっしゃるのはもちろん本当だと思います。
 何をやるべきか決めるのもご自分達ですから。

問題の記述(10/5)

 
12月18日(水)
 
最終日の補足
 
意見書第9号「消費税の軽減税率制度の導入を求める意見書」は総務文教常任委員会では賛成少数(2:3)で否決されましたが、私は委員長のため採決に加わっておりませんので、本会議では原案に賛成の立場で討論しました。

 もういちど(委員会の結果ではなく原案に対する)賛否をまとめます。(議席番号順)
  賛成(10) → 陶山、上、小畠、後藤、不老、門田、小柳、佐伯、福広、大田
  反対 (7) → 神武、芦刈、藤井、長谷川、原田、渡辺、村山
 こうしてみると自民・公明・その他が賛成で、共産・社民・その他が反対となっています。
  ※原田議員はたしか自民党員だったと思いますが・・

 反対議員の理由は主に意見書が10%への引き上げを前提としているからというものです。
 しかし意見書の文章を見ると、税率と引上げ予定について決定・合意された内容が事実関係として記されているだけです。
 その上で、@社会保障制度の維持・強化のためであること、A「簡素な給付措置」では不十分であること、B生活必需品に軽減税率制度の導入を図ることは多くの国民が求めていること、等を挙げ、結論として「軽減税率制度の導入に向けて議論を加速し、制度設計の検討を進め、環境整備を図ること」を求める内容です。その通りだし、問題ないと思います。

 文中には「10%への引き上げ」に反対する文言はありません。だからといって「前提云々」とまではいえないと思います。「引き上げ已む無しなら、なるべく早く軽減措置を…」というのが多くの国民(消費者)の思いですし、その代弁者もそうではないでしょうか。

 意見書第11号「特定秘密保護法の制定に反対する意見書 」については原案に反対の立場で討論しました。

 原案に対する賛否は以下の通りで、意見書第9号とだいたい同じような分かれ方です。
  賛成 (6) → 神武、芦刈、藤井、長谷川、渡辺、村山
  反対(11) → 陶山、上、小畠、原田、後藤、不老、門田、小柳、佐伯、福広、大田  

 この意見書は12月5日の総務文教常任委員会で賛成多数(3:2)で原案可決されていましたが、翌日の12月6日に同法が成立し、12月13日に公布されました。

 つまり意見書の趣旨である、「特定秘密の保護に関する法律を制定しないこと」は目的を失っており、議会最終日の12月17日においては意見書自体、意味が無いものになっています。

 これを太宰府市議会の議長名で衆参両院の議長、内閣総理大臣、官房長官、担当大臣に提出しようというのですが、議論を経て国会で決定されたものを否定するというなら、それは太宰府市議会自らが議会制民主主義を否定することになります。

 特定秘密保護法については保守・革新を問わずいろいろな意見があると思います。
 私も全文を何度か読みましたが、「良い」のか「悪い」のかは正直なところ分かりません。

 ただ外交・防衛の分野で情報を慎重に扱うことは信義則が成り立つ大前提だと思います。
 拡大解釈や恣意な運用については、それを監視・是正していくために国会があります。

 マスコミのほとんどは反対ですが、「何が秘密かも秘密になる」、「何もかも秘密になる」、という主張はどうかなと思います。
 ブラックボックスの中身が見えなくても、出力された結果を分析し、そこから動作原理を探り追及していくことで、隠そうとする側と暴こうとする側のバランスがとれるのではないでしょうか。

区切り線

 総務文教常任委員会に審査付託された案件の委員長報告を記載します。

 
12月17日(火)
 
12月定例会・最終日 
採決の結果は以下の通りです。 割れ案件 → 賛否が割れた案件
事件番号
事件名
賛成
結果
議案第79号
太宰府市いきいき情報センターの指定管理者の指定について
全員
可決
議案第80号
太宰府歴史スポーツ公園の指定管理者の指定について
全員
可決
議案第81号
太宰府市立大佐野スポーツ公園の指定管理者の指定について
全員
可決
議案第82号
太宰府市体育センターの指定管理者の指定について
全員
可決
議案第83号
太宰府市民図書館の指定管理者の指定について
全員
可決
議案第84号
太宰府市立共同利用施設に係る指定管理者の指定について
全員
可決
議案第85号
大宰府展示館の指定管理者の指定について
全員
可決
議案第86号
太宰府市文化ふれあい館の指定管理者の指定について
全員
可決
議案第87号
太宰府市女性センタールミナスの指定管理者の指定について
全員
可決
議案第88号
太宰府市立老人福祉センターの指定管理者の指定について
全員
可決
議案第89号
太宰府市公文書館条例の制定について
全員
原可
議案第90号
太宰府市情報公開条例の一部を改正する条例について
全員
原可
議案第91号
太宰府市行政財産使用料条例の一部を改正する条例について
多数
原可
議案第92号
太宰府市いきいき情報センター条例の一部を改正する条例について
多数
原可
議案第93号
太宰府市公園条例の一部を改正する条例について
多数
原可
議案第94号
太宰府市立小学校及び中学校施設使用料条例の一部を改正する条例について
多数
原可
議案第95号
太宰府市立運動公園条例の一部を改正する条例について
多数
原可
議案第96号
太宰府市体育センター条例の一部を改正する条例について
多数
原可
議案第97号
太宰府市立太宰府史跡水辺公園条例の一部を改正する条例について
多数
原可
議案第98号
太宰府市中央公民館使用料条例の一部を改正する条例について
多数
原可
議案第99号
太宰府市文化ふれあい館条例の一部を改正する条例について
多数
原可
議案第100号
太宰府市附属機関設置に関する条例の一部を改正する条例について
全員
原可
議案第101号
太宰府市地域活性化複合施設太宰府館条例の一部を改正する条例について
多数
原可
議案第102号
太宰府市道路占用料徴収条例の一部を改正する条例について
多数
原可
議案第103号
太宰府市自動車駐車場条例の一部を改正する条例について
多数
原可
議案第104号
太宰府市水道事業給水条例の一部を改正する条例について
多数
原可
議案第105号
太宰府市下水道条例の一部を改正する条例について
全員
原可
議案第106号
筑紫地区障害支援区分等審査会事業特別会計条例の制定について
全員
原可
議案第107号
太宰府市手数料条例の一部を改正する条例について
全員
原可
議案第108号
太宰府市女性センタールミナス条例の一部を改正する条例について
多数
原可
議案第109号
太宰府市人権センター施設使用条例の一部を改正する条例について
多数
原可
議案第110号
太宰府市畜犬の愛護及び管理に関する条例の一部を改正する条例について
多数
原可
議案第111号
太宰府市廃棄物の処理及び清掃に関する条例の一部を改正する条例について
多数
原可
議案第112号
平成25年度太宰府市一般会計補正予算(第4号)について
全員
原可
議案第113号
平成25年度太宰府市国民健康保険事業特別会計補正予算(第3号)について
全員
原可
議案第114号
平成25年度太宰府市介護保険事業特別会計補正予算(第2号)について
全員
原可
議案第115号
平成25年度太宰府市水道事業会計補正予算(第1号)について
全員
原可
議案第116号
平成25年度太宰府市下水道事業会計補正予算(第1号)について
全員
原可
議案第117号
太宰府市事務分掌条例の全部を改正する条例について
全員
原可
議案第118号
太宰府市教育に関する事務の職務権限の特例に関する条例の制定について
全員
原可
意見書第9号
多数
原可
意見書第10号
全員
原可
意見書第11号
小数
否決
 
賛否が分かれた案件

氏名
(議席番号順)

  賛成議員数 反対議員数
消費税関連
賛成
ばつ
賛成
賛成
賛成
ばつ
賛成
賛成
賛成
賛成
賛成
賛成
賛成
賛成
賛成
賛成
賛成
15
2
意見書第9号
賛成
ばつ
賛成
ばつ
賛成
ばつ
ばつ
ばつ
賛成
賛成
ばつ
賛成
賛成
賛成
賛成
ばつ
賛成
10
7
意見書第11号
ばつ
賛成
ばつ
賛成
ばつ
賛成
賛成
ばつ
ばつ
ばつ
賛成
ばつ
ばつ
ばつ
ばつ
賛成
ばつ
6
11

まる:賛成  ばつ:反対 ※議長除く

消費税関連議案→議案第91号〜99号、101号〜104号、108号〜111号

   
 
12月12日(木)
 
12月定例会・一般質問
 今回はIT関連について執行部の考えを質しました。


Windows Xp のサポート終了問題について

【概要】
2014年4月9日にWindows XP及びMicrosoft Office 2003の製品サポートが終了する。
終了後は更新プログラム、問題発生時の対応などが受けられずセキュリティの脆弱性が高まり悪意をもった攻撃者が広範囲な攻撃を開始することが想定される。

  1. IT推進プランによるとグループウェアの導入に伴い職員に一人1台のパソコンを配備したとあるが、本市の所有ないしは管理・運用しているものは何台あるのか
  2. OS更新にどれぐらいの費用を予定しているのか
  3. 本市におけるIT関連の責任者(CIO)について
  4. 太宰府市高度情報化推進計画について






  1. 太宰府市では問題の重要性は十分に認識し、ご指摘のような事態を避けるため国からの指針に基づきアップグレード等の対策を準備しています。
    現在市で保有している867台の端末の内Windows Xpを搭載しているものは全体の90%弱(780台)です。このうち約30%(235台)がノート型PCであり、この分についてはWindows Vistaへダウングレードして使用していましたが順次アップグレードしていきます。
  2. この分(ノート型235台)については情報公文書館推進課職員が対応しているので実質的費用は発生していません。
    また60%弱(467台)はシンクライアント端末を使用しており、平成26年3月に一括してアップグレードします。アップグレードの際は1台毎ではなくサーバー上でwindows7の環境を各端末に配布することで行います。
    残りの3%(23台)は買い替えを予定、7%(55台)は使用しているソフトウェア等が新しいOSに対応できるか調査していますが、できないときはネットワークからの切断あるいはUSBメモリを使用しないなどの暫定的な措置をします。
    Microsoft Office 2003についてはほとんど使用していませんが、一部Access2003を財務会計システム或いは契約管理システムに使用している関係があり、この分は入れ替えます。
    全体の更新費用は約500万円と考えています。
  3. 本市の情報化戦略を立案、実行化する責任者いわゆるCIOは副市長が努めています。これを補佐するため専門的な知識あるいは技術に関しては職員がスキルを向上させ職務遂行の中で助言等を行います。
    またデータ保護、運営、情報管理等については各所属長等が責任者です。
  4. 直近では平成15年3月に3ヶ年の計画を立てたが目覚ましい技術革新やネットワーク化が進んで環境が一変し、その後もめまぐるしく状況が変わっており、期間終了後は新しい計画は立てていませんが、第5次総合計画にも情報の共有化と活用を掲げ、市民生活の向上と市政運営の改善を推進しています。
    市のIT関連全般の考え方は情報推進部門の一元的管理を行い仮想化技術やクラウドの利用を行うことでセキュリティ対策はもちろんのこと利便性の向上とコストの抑制に努めています。
  5. 【その他】 IT関係費についてはハードとソフトの整備充実、情報総費用の増大等に係らずこの10年ほぼ横這いであり、現在仮想化技術を生かして無駄のないサーバー構築を行うとともに、1台の端末を光ケーブルと内部情報系に併用し有効活用できる形態をとっています。 またシンクライアント化で情報をサーバーで一斉管理することにより個々の端末から情報が漏えいするリスクを物理的に解消しています。
    さらに庁内ネットワークにファイルサーバを配置して職員間の情報共有を図るとともにプリンター等を撤去して複写、印刷、FAXなどを整備した複合機に集約しました。
    プリンタサーバにより複合機を制御することにより認証カードをセットするまでは印刷ができないようになり、またログの管理もできています。
    今後はクラウド技術を活用してサーバー等の機器を保有せず、その時々の情報処理に応じた使用料を支払うことで過剰な費用を圧縮し、さらなる経費節減に努めます。
    また庁舎から離れた専門のデータセンターに情報を格納することで自然災害等のリスクを回避し安全性の確保を図っていく構想を進めています。
説明


  1.   セキュリティ上の脅威には、OSを最新にした上、更新プログラムの適用、マルウェア対策をはじめとする多角的な防御策が必要であり、ウイルス対策ソフトだけで対応することは困難です。
      また職員のスキルアップはもちろん、管理部門を整備することが重要です。
      国(総務省)は2回にわたり情報セキュリティ対策に万全を期すよう通知していますが、地方公共団体が保有するパソコン約203万台のうち、サポート期間終了までに更新が完了しないものは全体の13.1%(約26万6千台)といいます。
      ノート型235台は元々VistaだったのをXPにアップグレードし、それをまたVistaに戻して使っているとのことです。Vistaは2017年4月11日まで延長サポートが提供されますからそれまではいいのですが、3年後には同じ問題を抱えることになります。
  2.   職員対応だから費用が掛かっていない?見方を変えれば当然賃金が発生しているし一部の詳しい職員に負担がかかっていないか心配です。
      シンクライアントでライセンス契約がどうなっているのか今一つ分かりません…。
      7%(55台)については、ネットワークへの接続やUSBメモリの使用を禁じても機器にポートがあれば防げません。ハードからの除去には別途に費用が掛かります。 またWindows 7はマルチコアCPUで最適化されており、55台は対応していないようです。結局3%分と合わせて78台の買い替えになるでしょう。
      Microsoft Officeには様々なエディションがありますが太宰府市は「Professional」を使っているようです。私たちがよく使うWordやExcelの他にPowerPointやAccess、Publisherなど含まれていて、当然価格はパーソナルより高めです。回答ではこの中でAccess(アクセス)がどうしても必要だといってますが、他が不要なら単体でインストールすればいいし5にも出てきますがクラウドを利用することも考えられます。
      職員対応部分の賃金や新たに発生する買い替えを含む総費用はこんなものではないと思います。
  3.   以前にも質問していて、その時は現市長で当時助役の井上氏が「私がCIOです」と答えられました。その時はどうも「CIO:IT関連の責任者」と「CEO:経営の責任者」を勘違いされたのではないか?と思いましたが、今回も同じような回答です。
      質問の趣旨は情報技術関連に詳しい職員でIT推進の企画・検討ができる体制を造り、受動的ではなく能動的にITを活用していくため専門的知識を持った責任者が必要と考えるが本市では誰なのか?というものです。
      いずれにしても本市における情報化の実態を明らかにし、費用対効果を高めるためにはもっと詳しい質問を繰り返していく必要があると感じています。
  4.   この一般質問を考えた11月の終わり頃に市のホームページをサイト内検索すると、平成15年に策定された「太宰府市高度情報化推進計画ダイジェスト版」が載ってましたが、その後削除されたようです。
      消す必要はなかったと思います。10年前のもので現在には合わない部分もありますが、行政に情報化技術を取り入れサービスを高度化していこうという理念の重要性は今でも変わりません。
  5.   総費用がこの10年横這いとのことですが、最初が高かったのでは?
      「個々の端末から情報が漏えいするリスクを物理的に解消しています」といいますが、物理的にはあらゆる方法で窃取が可能です。
      最終的には職員のセキュリティコンプライアンスが重要。
      複合機に保管したデータがWebに筒抜けになる事件が報道されました。本市は大丈夫といいますが管理上の問題が無いかよく検討すべきです。
      データセンターの利用について検討していることは評価します。東北の震災でも自治体の業務再開を阻んでいる大きな理由がデータ消失です。記憶媒体や委託方法についても研究を進めていただきたい。
※語句解説を載せようと思いましたがどうしても長くなります。申し訳ありませんがWeb検索願います。
   
 
12月7日(土)
 
第11回太宰府天満宮杯こま大会
 日程が重なり参加できませんでしたので、国小PTA会長の島元さん(←国分アンビのメンバー)にビデオ撮影をお願いしました。サイト掲載は約4分半と短めに編集しています。
 

※クリックしてください。
   
 
12月5日(木)
 
12月定例会・総務委
 総務文教常任委員会を委員全員出席の下開催しました。
 議案については本会議二日目に提案理由の説明を受けており、委員会では新旧条例対照表、補正予算書等の資料に基づき追加説明を受け、質疑を行いました。

総務文教常任委員会・審議結果

事件番号
事件名
結果
陳情第3号
体育複合施設建設事業の凍結・中止を求める陳情
議案第79号
太宰府市いきいき情報センターの指定管理者の指定について
まる
議案第80号
太宰府歴史スポーツ公園の指定管理者の指定について
まる
議案第81号
太宰府市立大佐野スポーツ公園の指定管理者の指定について
まる
議案第82号
太宰府市体育センターの指定管理者の指定について
まる
議案第83号
太宰府市民図書館の指定管理者の指定について
まる
議案第84号
太宰府市立共同利用施設に係る指定管理者の指定について
まる
議案第85号
大宰府展示館の指定管理者の指定について
まる
議案第86号
太宰府市文化ふれあい館の指定管理者の指定について
まる
議案第89号
太宰府市公文書館条例の制定について
まる
議案第90号
太宰府市情報公開条例の一部を改正する条例について
まる
議案第91号
太宰府市行政財産使用料条例の一部を改正する条例について
まる
議案第92号
太宰府市いきいき情報センター条例の一部を改正する条例について
まる
議案第93号
太宰府市公園条例の一部を改正する条例について
まる
議案第94号
太宰府市立小学校及び中学校施設使用料条例の一部を改正する条例について
まる
議案第95号
太宰府市立運動公園条例の一部を改正する条例について
まる
議案第96号
太宰府市体育センター条例の一部を改正する条例について
まる
議案第97号
太宰府市立太宰府史跡水辺公園条例の一部を改正する条例について
まる
議案第98号
太宰府市中央公民館使用料条例の一部を改正する条例について
まる
議案第99号
太宰府市文化ふれあい館条例の一部を改正する条例について
まる
議案第100号
太宰府市附属機関設置に関する条例の一部を改正する条例について
まる
議案第112号
平成25年度太宰府市一般会計補正予算(第4号)について
まる
議案第117号
太宰府市事務分掌条例の全部を改正する条例について
まる
議案第118号
太宰府市教育に関する事務の職務権限の特例に関する条例の制定について
まる
意見書第9号
消費税の軽減税率制度の導入を求める意見書
まる
意見書第10号
企業減税等から確実な賃金引上げを求める意見書
まる
意見書第11号
特定秘密保護法の制定に反対する意見書
まる

まる → 可決・採択すべきと決した。

 異例のことですが、陳情第3号「体育複合施設建設事業の凍結・中止を求める陳情」を追加日程として議題とし、審議順番を最初に繰上げ、委員間で意見交換を行いました。なお執行部は一時退席願いました。

以下、陳情に対しての意見をまとめました。詳しくは後日公開される会議録をご覧ください。
委員名
賛成意見(建設に反対)
長谷川
  • 体育複合施設の建設には当初から反対している。
  • 執行部の話を聞くと飽和状態だからというが購入した国士舘大学跡地に体育館がある。これを加えた利用状況をみていくべき。建設には反対。
渡邉
  • 総合体育館が必要でないという立場ではないが、優先順位が疑問。
  • 五条保育所は耐震の問題もあり急を要するものだが、体育館は「あったらいい」もので「今」でないといけないものではないと思う。
  • 老人センターの耐震化は命に係わる事案だし地域包括支援センターは人口2万に1ヶ所という厚生労働省の指導があるが本市には1ヶ所しかない。3ヶ所必要なはず。
  • 新聞報道では「老人福祉に於いて太宰府市は進んでいる」といった旨の市長の発言があるが、現状は違う。不十分である。
  • また市内には雨が降ると玄関先まで浸水するところがある。こちらの改善が先ではないか。
  • 体育館を建ててしまえば当然維持費がかかってくる。利用料も既存の体育館より高くなると思うが定期利用団体が使うのか疑問。執行部には優先順位を見直してもらいたい。
  • 経常収支比率は平成15年の災害後に比べると90%台に下がってきたが、75%前後が健全と言われており、まだ高い状況。
  • 全国市議会議長会の基調講演で片山元総務大臣は「執行部が、『これは優良起債で後で交付税で帰ってくる』からといっても騙されてはいけない。元担当大臣として、国はそんなお金は持っていません。」と述べられた。
  • 夕張市のようになるとまでは思わないが、緊急を要するものを除き、借金を重ねることは疑問だ。
門田
  • 経緯というなら当初予算を減額修正し、復活の補正予算を否決してきたことも議会審議の経緯である。
  • いきなり実施設計まで予算化してきたことに対しストップをかけたのが議会の意思である。
  • 議会にも責任があるが、作る作らないという前に市が市民に対し十分な情報発信をしてこなかったから反対運動が起きたのではないか。
  • 1ヶ月余りで市議選・市長選の約4分の1にもなる署名があったという事実は重く受け止めるべき。
  • 東北の復旧は今からが本番で、資材や人材の不足、高騰がいわれている。
    この状況で建設費が基本計画の22億1千万円で済むとは思われない。また臨時財政対策債(借金)を除けば本市の財政は赤字である。
  • 仮に管理費が年間8千万円なら10年で8億円になる。やはり他の施策との優先順位を考えざるを得ない。
  • 体育館建設を望む声があることも十分承知している。
    作るなら一度白紙に戻し十分に情報発信をした上で時期と内容を議論すべき。
委員名
反対意見(建設に賛成)
福広
  • 署名には敬意を表したいが陳情理由のほとんどが今まで議会で議論を尽くしてきた内容。
  • チラシの「総合体育館を造れば第二の夕張になる」という部分がインパクトがあったのではないか。私はそんなことはないと思っている。
  • 議会に出さずに市長に出すべきだ。
    我々は既に議論をやっているし内容も分かっている。
  • 陳情にある4つも体育館は要らないという部分は賛成であり、国士舘か体育センターのどちらかを潰すべき。これらの体育館と総合体育館は利用目的や内容が違う。
  • 歴史を見ると過去に議会が市に体育館建設を要望し看護学校跡地を体育館建設とは限らないにしても購入してきた経緯がある。
  • 私も最初は体育館は要らないと思っていたが、市民から早く欲しいという要望があり、また避難場所も必要と思い考えが変わってきた。
  • 優先順位では後回しになってきた。福祉の問題は同時並行でいくべき。
  • 反対署名した方々にも喜んでもらえるような施設の建設と運営に努めていきたい。
不老
  • 当初から賛成の立場だが多くの署名に驚いている。
  • 署名の中に子育て中の方々がどれくらいおられるのか分からないが、総合体育館の建設を求める請願が平成11年に出て全会一致で採択されという過去の経緯がある。
  • 市民から建設を求める声が聞こえてきた。福岡県の28市のうち総合体育館を持たないところは本市を含め3市である。
  • 平成15年の災害から延び々になってきたが、用地取得の経緯も含め建てる時期に来ていると思う。財政も好転してきた。子育て支援は並行して行っている。
  • 総合的な考えから複合的施設を建設すべきで、署名数の多さには敬意を持っているがそれを勘案しても建設の中止は考えられない。
藤井
  • 署名活動には敬意を表したい。
  • しかし少子高齢化対策としての子育て支援とかインフラ整備とかが文言に入っているが、議会としても取り組んでおり、同時並行で五条保育所の移転など進めている。
  • 情報発信が十分でなかったことは課題として受け止めている。

 陳情の提出者が数名傍聴に来られていましたので、最初に体育館建設に関する陳情について意見交換しました。

 内容的には今までの議論とあまり変わりませんが、6478名の署名・陳情を受けての議論ですから賛成にしろ反対にしろ一定の覚悟があったと思います。

 付託案件ではなく、本来は送付を受け机上配付と紹介に留めるところのものですが、署名の大きさに鑑み議運や総務委で検討し今回特別に取り扱ったものです。

 意見交換のみで討論・採決は行いませんが、委員会の記録として会議録に記載され、また議会最終日の委員長報告にも盛り込みます。

 
12月3日(火)
 
12月定例会・二日目
 議案第77号と78号は委員会付託を省略し、採決の結果、全員一致で可決しました。
 議案第79号から118号および意見書第9号から11号は各委員会に付託されました。
   
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